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『新内がチョコを渡したい相手は誰ですか!』


新内「…はいっ!」


「えっ…」


『うぉおおお!!Aちゃん!』


『Aちゃん、良かったねぇ!』


「え、うそだぁ…」


『すげーな!』




なんと、最後に奇跡の大逆転。

まいちゅんが選んでくれたのは私だった。

私の手には、可愛くラッピングされた袋が乗ってる。

驚きが隠せないけど、めちゃくちゃ嬉しい。




『新内は、なんでAちゃんにチョコあげようと思ったの?』


新内「私、割と人見知りしちゃうんで、全然自分から行けないんですよ。

だから今回は、普段は話せないけど仲良くしたいなって思ってる人に渡そうって。

そう決めてたので、1番にAに渡そうって思いましたね。

単純に、Aのこともっと知りたいし、仲良くなりたいんですよ」


『だってよ、Aちゃん』


「えぇ嬉しいですぅ…ヒックヒック」


『そっか、普段あんま話せてないんだ?』


新内「やっぱりAは人気者だし、みんなに可愛がられてるから。

自分から行けないんですけど、お姉さんメンバーから話は聞いてるんですよ。

それを知ってるから、余計に私も知りたいって思ってるんですよね」


『だってよAちゃん、仲良くなりたいって』


『全然人望なくないじゃん』


「嬉しいです…っ」


新内「それこそ、さっき他局の番組で企画やったって言ってたんですけど…

あれをやっちゃったからこそ、Aに警戒されてそうで行きにくくなっちゃって笑

でも、本音ではめちゃくちゃ距離縮めたかったので、今回渡させてもらいました」


「ありがとう…っ!」


『だってよAちゃん、良かったね』


「私も仲良くなりたかったので…これから仲良くしてくださいっ」


『いいねぇ笑』


『何貰ったの?』


「…わぁ!可愛い〜!」


新内「学生さんなので、文房具とか水筒とかを…」


『なるほどね、チョコじゃなくてね!』


新内「実用的なのが良いかなって思って。

ちなみに、そのブラシは今めっちゃ流行ってるらしくて。

私も欲しいなって思ってたので、お揃いで買いました!」


「嬉しい…!ほんとにありがとう!」


新内「い〜え〜」




まいちゅんがくれたのは、ステーショナリーの詰め合わせ。

あと、バズってるヘアコーム。

どれも可愛くて実用的で、早速明日から使わせてもらおう。

まいちゅんとも仲良くなれて、終わりよければすべてよしだね!

これからは少しずつ、2期生とも距離を縮めていきたいな…

人望もない、何もない→←・



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作者名:しろりんご。 | 作成日時:2023年3月28日 18時

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