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橋本「…A」
「ん？……へっ、なに？」
橋本「今、ななみんドキドキしてる〜ってニヤニヤしそうだったでしょ？」
「えっ……うん」
橋本「これでも一応、8個上だからね。
大人を舐めてもらっちゃ困るのよ」
「それにしても…壁ドンなんて反則技だよ」
橋本「照れてるでしょ？」
「…照れてないもん！」
橋本「えぇ、嘘だぁ笑」
でも、そこで負けないのが橋本奈々未。
これでも一応、ドSで有名なのでね。
やられたらやり返すんですよ。
私にちょっかいかけるのを成功して、油断してるA。
その隙を狙って、Aを優しく立たせる。
何が起こるか分かってない体を、そのまま壁際まで追いやる。
そして、いわゆる壁ドン。
目をぱちくりさせてるA、正面から覗き込んでも可愛いもんは可愛い。
思わず、理性を失って笑いそうになっちゃった。
しかも、ちょっとからかったら、本気で否定しちゃって…笑
照れ隠しのための動揺がバレバレで、余計に微笑ましい笑
橋本「これ、MVでやってあげようか？」
「え、いいの…？」
橋本「Aがドキドキを全面に出してくれること、何でもやるよ。
そのための秘密の関係だし、そのためのお姉さんなんだからさ」
「んー、じゃあ壁ドンした後、顎クイもして？」
橋本「…A、いつそんな言葉覚えたの」
「さっき、監督さんと打ち合わせして来たのー！」
橋本「あ、そゆことか笑」
「もう、何だと思ったの！」
橋本「いや…笑」
「ななみんと、せっかく姉妹設定なんだもん。
普段は恥ずかしくて言えないけど、やってほしいことたくさんあるんだから！
もぉ…！妹の願い、ちゃんと叶えてよね！」
橋本「お任せ下さいまし…笑」
「もぅ、ななみんからかいすぎ！」
橋本「ごめんて笑」
「別にいいけどさー、こんなチャンスなかなかないし」
橋本「え、本音は寂しかったりするの？」
「全然そんなことないから！
もう、ななみんのドS！悪魔！」
橋本「悪魔とは失礼な笑」
「ななみんきらーい」
橋本「あー、嫌いならやらないよ？」
「うぅ…だめぇ」
よっぽど恥ずかしかったのか、顔を真っ赤にして早口になるA。
確かに、私たち普段はイチャイチャする感じじゃないもんね。
本音では、もっとベタベタしたいって思ってたのかな？
それならば、お望み通り叶えてあげましょう！
それにしても、反応が分かりやすすぎて可愛いな笑
このまま持ち帰りたいくらいだわ笑
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作者名：しろりんご。
| 作成日時：2023年3月28日 18時
