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今日の最後のMCは、まいまいだった。
その目には、光るものがあって。
みんな、年末の気忙しさと共に1年を振り返ってるんだなって。
しみじみと、この景色を噛み締めてるんだなって。
私だけが寂しいんじゃないことに嬉しくなって、そこにイントロが流れて。
優しいピアノの音色に、胸が熱くなる。
失いたくない。
ここにいるみんなを、この声援を。
そのためには、今年より高く飛ぶしかない。
「皆さん、今日は寒い中ありがとうございました。
毎年恒例となっているクリスマスライブ。
今年は、アンダーライブから続いて4日間も乃木坂でやらせてもらいました。
グループは、着実に階段を上っています。
ちょっと早いですが、1年を振り返らせて下さい。
1月、悔しさから始まりました。
同時に、目標も立てました。
今年は必ず、去年の自分達を超える。
そして、紅白歌合戦に出る。
ただそれだけを目指して、真っ直ぐに走り続けてきました。
命は美しいで、史上最高難易度のダンスに挑戦しました。
壁を超えるには、まず夏を制すしかない。
神宮球場でのリベンジを誓いました。
選抜アンダー関係なく、私たちはみんなで乃木坂46。
未来とは今が入口の言葉通り、出来ることを着実にやりました。
出来なかったことを出来るようにして、夏を迎えました。
太陽ノックで回った全国ツアー。
神宮の借りは、神宮で返せました。
そして、その先にある乃木坂らしさ。
今、話したい誰かがいるが、その答えだと思います。
そして、11月。
夢だった、紅白歌合戦の初出場を決めました。
私たちは10日後、夢のNHKホールに立ちます。
乃木坂46が大きく飛躍したと感じられた1年でした。
2015年も乃木坂を応援して下さり、ありがとうございました。
来年の夏、乃木坂は結成5周年を迎えます。
更に高い場所へ飛んでいきます。
今年よりもっと素敵な景色を皆さんと見ます。
2016年も、乃木坂46を応援してもらえたら嬉しいです！」
間奏部分では、私とまいやん、なーちゃんがコメントを言うことになっていた。
自分の言葉で1年を振り返る。
流した涙もたくさんあった。
個人としては、辛いことが多かった。
でも、グループでいる時は楽しかった。
みんなのことが大好きで、大切だって再確認できた。
だから、乃木坂46にいることを選んだのだ。
私の居場所は、ここにある。
この景色は、いつだってそれを教えてくれる。
ありがとう、乃木坂46。
ありがとう、2015年。
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作者名：しろりんご。
| 作成日時：2023年3月28日 18時
