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「記念シングルなのに…私がセンターじゃダメです…っ

私がセンターなんて…絶対違う…っ!

そんなの、誰も望んでません…っ」


大島「AKBのお祝いだから、乃木坂のAがセンターじゃダメって思ったんだ?」


「…(コクン)」




やっぱり、今このタイミングでセンターってことが重圧なんだよね。

他のシングルならきっと、頑張ろうって気持ちを切り替えることが出来たはず。

こんなにも重たいのは、AKB48の10周年をお祝いするシングルだから。

優ちゃんが、俯いてるAちゃんの目線に合わせる。

私もしゃがんで、その顔を覗き込んだ。




前田「でもね、私嬉しかったよ。

Aちゃんさ、私が卒業する時に聞いてくれたじゃん。

先頭に立つ、センターに立つってどういうことか。

自分で答え出して、私に教えてくれてさ。

あぁ、いつかAちゃんは、AKBのセンターに立つだろうなって思ってたから。

私は、たった1曲しか一緒に活動出来なくて。

AちゃんがAKBでどう成長したのか、知らないから。

今回、1番近くで1番成長が見られる場所で、一緒に活動できるのが嬉しいよ」


「前田さんの隣、緊張します…っ」


前田「私、そんなすごい人じゃないよ〜笑

ぜーんぜん、最後まで泣き虫で良いお手本なんかじゃなかったから。

そーんな気負わなくて大丈夫よ〜笑」


大島「AがAKBのセンターになってくれたことが、ほんっとうに嬉しい。

ファンだったAだからこそ、プレッシャー感じるのも分かるけどさ。

私はAのファンだから、センターに選ばれたの純粋に嬉しいよ。

小さい頃から見てきて、自分がアイドルに誘って同じメンバーになって、卒業してから推しメンになって。

成長過程を見てきた子がセンターなんて、これ以上ないくらい嬉しい。

ファンの方は、みんな同じ思いだと思うなぁ…

AKBのファンの方も、Aがファンだったこと知ってるから受け入れてくれるよ。

私たちが横にいるから、Aは素直にAKB大好き!楽しい!って思って活動してよ!」


高橋「どお?Aできる?」


「…できる」


大島「よーし、さすが優子チルドレン!」


前田「ね、涙拭いて頑張ろ〜」


「よろしくお願いします…っ!」




素直に思ってることを伝える。

それが、1番頑張ろうって思えることを知ってるから。

やっと、涙を拭いてくれたAちゃん。

覚悟を決めた時の、キラッと光る瞳が美しい。

気負わなくていいから、一緒に楽しむ期間にしようね。

好きだよと言えず抑えていた→←気負わなくていいよ



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作者名:しろりんご。 | 作成日時:2023年3月28日 18時

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