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君とならシーソーに乗りたい ページ12

橋本「おはよー」


「おはよう」


白石「おはようななみん、A。

今日からだったよね?どうだった?」


「ななみんの家、すごい綺麗だった」


橋本「一応片付けたもん笑

すぐ散らかるからよろしくって言っといた笑」


白石「良かったよ、無事に泊まれて」


「うん、ありがとねまいやん」


白石「そんなの当たり前だよ〜」


「ごめんね…」


白石「謝んないのぉ」


「だって…あんな酷いこと言うなんて…

自分の親だけど、恥ずかしかった。

私の大切な友達に何してくれてんのって…」


白石「それはこっちのセリフ。

私は他人だから、そういう人もいるんだなって受け流せる。

けど、もし自分の親から言われてるって思ったら…?

そんなの、絶対に耐えられない。

私こそ思ったよ。

うちの可愛い友達に、何てこと言うのって」




まいやんが助けてくれて、無事にななみんの家に居候することが出来た。

ママはものすごく怒って、まいやんにも声高に叫んでた。

けど、それを全部受け流し、私たちは家を出てきた。

言葉に打たれ弱かったまいやんが、厳しい声でママに言い返してくれた。

その横顔は、凛としていて聡明だった。

ななみんも快く出迎えてくれて、今日のMV撮影を迎えてる。

お姉ちゃん達の本気を肌で感じて、私も変わろうって勇気を出した。

ママから逃げられないって言いながら、現実を見てなかっただけ。

逃げようと手を貸してくれる人は、たくさんいた。




西野「Aやぁ、おはよー」


「なーちゃんおはよ」


西野「大丈夫?」


「うん、今日は調子いいんだ」


西野「ななみん効果すごいやんなぁ」


高山「A〜、心配したよぉ」


「ごめんねかずみん、心配かけて」


高山「んーん、元気に来てくれたなら良かったよぉ」


「ななみんの家にね、お世話になることにしたんだ」


高山「うんうん、それが1番良いかもねぇ」


「2人とも、心配してくれてありがとね」


西野「んーん、ななはAが笑ってくれてたらそれでええんよ」


高山「そうだよぉ、Aは笑顔が1番なんだからねぇ」




映画が公開されてから、メンバー全員が何となくを察したらしい。

その後の経緯も、マネージャーさんが伝えてくれて。

みんな、助けてくれる。

ずっと1人で抱えるのが当たり前だと思ってた。

こんなこと、人に言うことじゃない、言っても変わらないって。

そう思ってたけど、違うんだね。

味方がたくさんいれば、その分だけ選択肢が広がるんだ。

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作者名:しろりんご。 | 作成日時:2023年3月18日 10時

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