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桜井「みんなを代表して、A。

今年1年は、どんな年でしたか?」


「悔しい思いをたくさんした1年でした。

嬉しいこともあった、もちろん。

けど、正直言って乃木坂止まったなって。

そう感じた1年でもありました。

立ち止まったからこそ、自分達を見つめる機会だと思うので。

来年きちんと跳べるように、今はしっかり反省したいと思います」


桜井「うん、みんなで反省して来年に生かそう。

じゃあ、その前にね…

ちょっと松村沙友理ちゃんから。

皆さんにお話があるそうです」




言わなきゃいけない。

新しい気持ちで、2015年を迎えるためにも。

2014年の後悔は、全て今日置いていこう。

懺悔も悔恨も、何もかも。

だから敢えて、マイナスなことを言ったのだ。

プラスにするためには、まず反省点を知らないと。




松村「はい…私からどうしてもお話させて頂きたいことがあって。

直接、謝らせて頂きたくて。

無理言って、お時間をもらってしまいました。

まとまりがないですが、聞いてもらえたら嬉しいです」




そして、彼女は自分のマイナスを省みた。

自分の言葉で、今置いていこうとしている。

震える声。

頑張れと、声にならないエールを送った。




松村「週刊誌報道に関して、お騒がせして本当に申し訳ございません。

一部事実でないこともありますが、本当に軽率な行動でした。

皆さんの信頼を裏切る行為をしてしまったことは、間違いありません。

本当に申し訳ございません。

あの日から、時が止まったままで、ずっと苦しくて。

何度も何度も、あの日のことを考えては後悔してきました。

なんて馬鹿なことをしてしまったんだろうと。

深く反省する毎日です」




さゆりんの言葉。

本心で紡がれていた。

だからこそ、心が震える。




松村「もちろん、許されるとは思っていません。

失ってしまった信頼は、簡単には戻りません。

それを承知の上でも…っ

私はまだ、乃木坂46でありたいと思ってしまいました。

ここで頑張りたいと思ってしまいました。

だから、私が乃木坂でいることを許してもらえませんか…?

ここからまた、0からスタートします。

応援して下さいとは、もちろん言えません。

けど、私がここにいることを許してもらえたら…

私の生きる意味が、少しだけ見つかりそうな気がします」




絶対に、この人は揺らがない。

乃木坂に命を燃やす。

彼女の決意は、温かい拍手によって受け入れられた。

禊は、ここから始まる。

結局私は卑怯な子→←・



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作者名:しろりんご。 | 作成日時:2023年2月23日 17時

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