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愛は儚く散っていく ページ31

『で、他はどうだったの?』


「選抜?」


『そうに決まってるでしょ。

ママ、別にアンダーとか興味ないもん。

Aがいなかったら、絶対乃木坂応援してないし。

そもそも、女の子が女の子の集団応援するなんて…

そんなこと、絶対しないから。

応援するとしても、選抜までかな。

あの子達はまぁ、ギリギリ見てられる』


「うん…」


『あの子はどうなった?辞めんの?』


「いや…」


『あ、図太いから辞めないんだったね。

選抜発表で卒業発表でもしたのかと思ったけど』


「いや、してないよ…」


『まぁでも、落ちぶれは確定よね。

あんな子が選抜に居座ったら、それこそ乃木坂はバカ丸出しのグループになっちゃうもん。

スキャンダルが出ても、不倫しても選抜になれます!

顔が良くてそれなりに人気を維持してくれてれば、選抜への切符は保証します!

そんな穢れたグループです!って、世間に露呈することになるもんね。

当然、歌番組に出れば叩かれまくるわけだし。

あんなメンタル弱い子が、それに耐えられるわけないもんね。

ちっぽけな悩みを言い訳に、不貞行為に走っちゃうくらいなんだから。

あんな子がのこのこと選抜にいたら、アンダーの子が可哀想だよ。

あの子よりも下だって言われてるのと同じだもんね。

全員、不倫してスキャンダル出しても良いくらいよ。

そんなことしたら、運営への信頼もガタ落ちだし。

本当に紅白目指すなら、まずはあの子のことをどうにか叩きあげないと…』


「ママ、そこまで言わなくても…」


『ここまで来て、まだあの女庇うわけ?』


「だって…」


『え、まさか選抜とか?』


「…まぁ」


『はぁ、嘘でしょ!?

え、あんなことやらかしといて選抜なの?

信じらんないんだけど!』


「でもね、ママ…」


『乃木坂って、その程度のグループだったんだね』


「そうじゃなくて…」


『うっわ…なんか失望したわ。

乃木坂って、そういうのを容認しちゃうグループだったんだ』


「容認ってわけじゃ…」


『言い訳は良しなさい!

やってることは容認と同じことよ!』




聞かれると思った。

そして、こうなると思った。

展開が予想出来ちゃうあたり、行動が本当にパターン化されてる。

要は、お互いに何にも変われてないってこと。

こんな言葉しか言えないママも。

曖昧な言葉で濁す私も。

センターの喜びは、一瞬で不安に変わる。

私は、この場所で本当に成長出来るのか…

自分の未来が曇りかかる。

・→←飢えていた愛情



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作者名:しろりんご。 | 作成日時:2023年2月23日 17時

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