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高橋side
『第1回、ドッキリ解散総選挙。
第2位は……白橋Aちゃんです！』
高橋「おめでとー笑」
「えっ…」
『Aちゃん、2位ですよ！』
「…？」
『ポカーンってしてるね笑』
高橋「多分、まだ状況飲み込めてないです笑」
『実はね、我々ずっとドッキリやってたんです。
最近、何かおかしいことなかった？』
「え…テレビで言っていいんですか？」
高橋「うん、ドッキリだからね笑」
「…たかみなさんがぁっ」
『あぁ、泣いちゃった笑』
「週刊誌に撮られて、岡村さんと付き合ってて…っ
それで…責任を取って卒業って、今…」
『Aちゃん、それドッキリです』
「ドッキリ？」
『うん、最初っからずっとドッキリ』
「え、じゃあたかみなさんが撮られたのは嘘ですか？」
高橋「うん、もちろん嘘だよ」
「卒業しない？」
高橋「うん、しないよ」
「なら良かったぁ…っ」
『いやぁ、最初っから最後までええリアクションするねぇ』
高橋「ごめんねぇ」
「ごわがっだぁ……ﾋｯｸﾋｯｸ」
高橋「騙してごめんよ、もう二度としないからねぇ…笑」
『さすが、2位の方のリアクションはすごいね。
可愛いお顔が、涙と鼻水でぐちゃぐちゃ…笑』
「映さないでください〜っ」
高橋「ストップでお願いしまーす笑」
いやぁ、長い1週間だった。
ドッキリ解散総選挙をやりますって言われた時は、ほんと耳を疑ったもん。
週刊誌に撮られて卒業だなんて、そんなの信じてもらえる？
そう危惧してたけど、みんなは本気で信じてくれて。
泣いて、怒って、心配してくれて。
改めて、自分の役割の重さを再確認した。
…にしても、この子どうしよう笑
収録終わっても、ずっと泣いてるんだけど笑
高橋「A、大丈夫？」
「良かったぁ…ﾋｯｸ」
高橋「ごめん、信じてた…よね？」
「最初からずっと信じてましたぁ」
高橋「ごめんよ、ほんっとごめん」
「たかみなさん、いつも頑張ってるから…っ
悩んで、そういうことしちゃったのかと思って。
それで撮られて、卒業することになっちゃったのかなって…
だとしたら辛いなぁって…ﾋｯｸ」
高橋「あぁ、ピュア過ぎて苦しい…笑
ごめんねぇ、Aちゃん。
卒業する前は、必ず伝えるからねぇ」
「約束です…っ」
彼女のピュアさも、再確認した。
うん、この子には絶対もう嘘つかない。
こんなに泣いてくれてありがとう。
ドッキリ仕掛けてごめんねぇ…笑
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作者名：しろりんご。
| 作成日時：2023年2月18日 10時
