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飛鳥side


今回の選抜発表は、明暗がハッキリと分かれてしまった。

年少組は、きっぱり半分。

選抜が3人、アンダーが2人。

うち、初選抜が2人。

前作からの選抜落ちが私。

入れ替わりで、選抜交代。

もちろん、祝福する気持ちもあるけど…

複雑な気持ちを抱えていた。




星野「ちま〜、まあや〜」


和田「みなみ…」


樋口「みなみっ」


星野「選抜おめでとう、頑張ってて良かったねぇ」


和田「ありがとう…!」


樋口「うん…っ」


星野「2人なら、絶対選抜になれると思ってたよ。

諦めずに頑張った成果だねぇ」




当たり前のように祝福してあげるみなみ。

その顔には、我慢を押し殺した様子もない。

星野みなみは偉大だ。

とても1個差だとは思えない。

私は…何にも言えなかった。

頑張ってるの、見てたはずなのに…

所詮は、自分が1番可愛いってことだ。




「あ、2人とも探したよ。

ちまもまあやも、選抜おめでとう」


和田「Aありがとう」


樋口「A〜っ」


「長かったね、頑張ったね…っ!」


和田「うん…っ」


樋口「頑張る…!」


「うん、一緒に頑張ろうね」


星野「Aも、フロントおめでとう。

5人に残るなんて、やっぱりすごいねAは」


「んーん、そんなことない。

私はね…嫌な言い方になったらごめんなんだけど。

今回、アンダーが頑張り時だと思う」


星野「アンダーが?」


「前回、アンダーライブやってたでしょ?

あれ、すごく良かった。

ファンの方にも好評だったみたいだし。

劇場を持たない乃木坂にとって、会いに行けるライブは武器になる。

だからこそ、アンダーライブは貴重なんだよ」


星野「あぁ、確かに…」


「劇場公演を支えてくれる人がいる。

AKBと兼任して、その有り難さがよく分かった。

メディアの選抜と、劇場のアンダー。

AKBさんは、そうやって役割分担して強くなってきた。

それは乃木坂も同じだと思う。

AKBさんを超えるなら、ここが勝負だよ」




そして、Aの真っ直ぐな気持ち。

ただただ、グループのことだけを考えた言葉。

体が疼いた。




星野「A……うん、頑張る。

みなみ、アンダーをまとめる。

ライブがあったら、絶対成功させる」


飛鳥「……わたしもっ」


「…飛鳥」


飛鳥「私もやる、強くなる」


「うん、みんなで頑張ろ」




アンダーは負け組じゃない。

チーム乃木坂の、劇場チーム。

大切な柱の一つなんだ。

その使命感を忘れちゃいけない。

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作者名:しろりんご。 | 作成日時:2023年2月2日 11時

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