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『ごめんねぇ、もう少し頑張ってねぇ』
「全然大丈夫です…！」
『プール入るシーン多くてごめんよ』
「水は好きなので…笑」
『でも、今日の気温だと寒いでしょ』
「それはまぁ…寒いです笑」
本日ラストは、プールに入っての撮影。
夜のプールに全身浸かるとのことで。
まだまだ夏も始まったばかり。
避暑地にもなってる場所だから、夜はかなり気温が下がる。
そんな中でのプールだから、かなり意を決して入りました。
震えながら、意地と根性で撮影を続けてます。
:
『はーい、OK！お疲れ様〜』
「お疲れ様でした〜」
『ごめんね、体よく温めてね』
「はーい…」
あれから数十分。
無事にOKが出て、今日の撮影は全部終了。
プールから上がったけど、思わず身震いする程の寒さ。
体の芯から冷え切ってる感じがするし、これは風邪引きそうだなぁ…
「……ﾍｯｸｼｭ」
西野「A、大丈夫？」
「あれ、なーちゃんまだいたの？」
西野「うん、その辺ブラブラしとった」
「みんなも一緒？」
西野「みんなは先にロケバス戻ったで。
なな、飲み物買いたくて。
ついでにお散歩しとった。
やっぱ、田舎の空気って落ち着くんよ」
「そうだねぇ…」
西野「体、めっちゃ冷えとる。
これ飲みーや、ちょっと温くなっちゃったけど」
「え、でもこれは…」
西野「Aにあげたくて買ったやつやから。
遠慮しないで飲んでくれたら嬉しいな」
「ありがとう…！」
撮影場所の外で、なーちゃんが待っててくれてた。
しかも、あったかい飲み物まで買って。
気温が下がってるから、自分も寒いはずなのにね。
ほんと優しいなぁ…
西野「唇、紫になっとる」
「やっぱりか〜
私、寒いとよくなっちゃうんだよねぇ」
西野「ほんま、風邪引く前に髪乾かし？
マネージャーさん、ドライヤー持って待機しとる」
「うわ、有難い」
西野「それと、生駒ちゃんがAの分もカイロ貰っとったで」
「いやぁ、皆さんありがとうすぎる」
西野「ほーんま、ほっとくと目離せんやから」
「ごめんなさぁい」
西野「ただでさえ、寝不足で疲れとるんやろ？
もっと自分の体、大事にしてくださーい」
「すみませーん…」
至れり尽くせりな対応に、感謝しかない。
阿吽の呼吸でこれが出来るあたり、やっぱり乃木坂だなって思う。
有難く、みんなの力をお借りします。
この時期に風邪なんて引けないから、ちゃんとケアしよっと。
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作者名：しろりんご。
| 作成日時：2023年1月29日 14時
