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桜井side


桜井「怖かった〜っ!」


松村「玲香ちゃん、頑張ったねぇ」


「死んじゃうかと思った〜っ…」


白石「A、怖かったねぇ」




無事、バンジージャンプは飛べました。

めちゃくちゃ怖かった。

終わった後も、足が震えるくらいには。

でも、気持ちの整理はついた。

乃木坂のキャプテン。

自分なりにケジメは付けられたと思う。

それは、Aも同じみたい。

泣き顔は、どこか清々としていた。




松村「玲香ちゃん、ありがとう」


生駒「うん、めちゃくちゃかっこよかったよ!」


桜井「ほんと?」


橋本「やっぱ、乃木坂のキャプテンは玲香だね」




ポンコツキャプテン。

自覚はしていた。

ネタにもなってた。

キャプテンだけど気張らなくていい、みんなが支えてくれる。

メンバーの優しさに甘え、助けてもらって成り立っていた。

ファンの方も、それでいいんだよって見守ってくれていた。

でも、それだけじゃダメだ。

変わらなきゃって思ってた。

今回は、すごく良い機会だったんだ。

みんなに認めてもらった。

その実感は、確実に自信に繋がった。




生駒「Aも、ほんとありがとう」


白石「頑張ったね、怖かったね」


「うん…っ」


桜井「上でも震えてたのに、すごかったよ」


「でも…飛んで良かった。

私は乃木坂のことも大好きって。

ちゃんと行動で示すことが出来たから」


桜井「A…」


橋本「そんなこと、みんな分かってるよ」




前回のヒット祈願。

Aは、体重の関係で飛べなかった。

でもそれが、ちょっと騒がれてしまって。

総選挙の結果も相まってだ。

乃木坂の白橋Aの価値が、良くない方向に捉えられてしまって。

気にしてたの、知ってたから。

今日で完全に払拭したね。

だって、すっごいかっこよかったもん。




「玲香、ありがと…」


桜井「え?」


「私、玲香が一緒じゃなかったら飛べなかった。

絶対、心折れてたもん…っ

玲香もいるから頑張ろうって、そう思ってたよ」


桜井「それは私も同じだよ〜

Aが先に飛んだの見て。

あぁ、1人だけに任せる訳にはいかないなって。

その姿に、私の心にも火がついた」


「…ありがと」


桜井「私こそありがとうだよ」


生駒「これで絶対ヒットするね」


白石「うん、頑張ろ!」




みんなの本気が1つになって。

あとは、発売日を迎えるだけだ。

私たちにとって勝負の曲。

乃木坂の歴史が大きく動いた。

私たちは、全員で戦うんだ。

歴史が変わるなんて…→←2人だから飛べたんだ



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作者名:しろりんご。 | 作成日時:2023年1月29日 14時

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