その1票の本意 ページ6
今回のヒット祈願。
前作ハード系をやって跳ねたからか、今回も続投されることに。
次はスカイダイビングだって。
絶対怖いよね。
『今回はですね、ヒット祈願に行くメンバーを投票で決めます』
「「えーっ!」」
『ヒット祈願対象メンバーは、福神の皆さんです。
投票権は、選抜メンバー全員にあります』
生駒「仲間を売るってことですか!」
『売るわけじゃないですよ?笑
これもヒットのためですから。
行った方がいいなって思うメンバーをね。
考えて投票してもらえたらと思います』
運営さん、今回のシングルは仲間割れしろと言ってるんですか?
選抜発表といい、ヒット祈願といい。
結果によっちゃ、笑えない展開になりそうなんですが。
私を含め、福神メンバーみんな固まっちゃったし。
メンバー投票なんて、そんなの嫌すぎる…
『それじゃあ皆さん、誰に入れるか考えてもらって…』
生駒「えー!ちょっと待って!審議!」
『なんですか笑』
生駒「私、高いところダメなんです!
高所恐怖症だから、行ったら死んじゃう!」
『そしたらまぁ、そのまま飛んでもらって笑』
生駒「いやいや、おかしいでしょ!笑」
『3列目の皆さんは、誰が良いとかあるんですか?』
若月「いやまぁ、それは言わないですよ!」
『てことは若月は、もう決めてんだな!』
若月「決めてないです!
ないですけど、決めてても言わないですってことです!」
『あれ怪しいなー笑』
バラエティ的に面白いことは分かってるんだけどね。
いつもなら、私も生駒ちゃんとガヤ入れるんだけど。
今日は内容的に、その気になれなかった。
ダメだ、最近ナイーブすぎる。
もっと強気でいないと!
選ばれても選ばれなくても、これはヒット祈願。
お仕事だし、みんなも分かってる。
それ以上のことは何もないんだから。
:
『投票の結果、秋元と星野とAちゃんが同票ということになりましたね〜』
『こういう場合はどうすんの?』
『あ、3人に行ってもらうってことで。
向こうで最終決戦してかららしいです』
星野「えーやだぁ」
「ほんとに3人で行くんですかー?」
『今からここで、最終投票してもいいけど』
「いや、やめときます笑」
『ということでね、5枚目ヒット祈願は3人にお願いしまーす!』
大丈夫、これはお仕事。
みなみも、真夏ちゃんもいる。
ヒット祈願以上の理由なんて、ないんだから。
落ち着いて任務を遂行しよう。
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作者名:しろりんご。 | 作成日時:2023年1月25日 11時