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橋本side


橋本「しーちゃん、大丈夫?」


白石「ななみん…っ」


橋本「大丈夫だよ、私たち支えるから」


白石「Aもさっき、大丈夫って…

私、嬉しかったよ。

Aからの大丈夫は、本当だから。

けどっ…なんで私が…?」


橋本「Aは嘘つかないからね。

まいやんの努力を見てきたからじゃない?

私も、センター変わるならまいやんだって思ってたよ。

だから驚いてない。

あぁ、大丈夫だなって。

Aと同じだよ。

横に選んでもらえたなら、頑張るしかないなって思ってる」


松村「それはうちもやで。

ネガティブやし、スキルは劣るしで、頼りないかもしれへんけど…

まいやんのことは、ずっと傍で見てきた。

これだけは自信あるからさ、頼ってよ」


白石「ななみん…さゆりん…」


橋本「んー?」


白石「不安だけど…怖いけど…っ

2人が隣にいてくれて良かった…っ!」




フロント。

初めて立った。

親友と3人で立った。

感情は色々ある。

不安や怖さも全然ある、人間だから。

でも、それら全てをひっくるめて飲み込んで。

そうしてもなお、嬉しいと思った。

頑張りたい、乃木坂のために。

闘志が勝っていた。




「まいやーん、まだ泣いてるのぉ笑」


生駒「もう泣き止んでよー」


白石「A…生駒ちゃんっ!」


「泣き止んだんじゃなかったのー?」


生駒「綺麗なお顔が台無しだよ?」


白石「うぅ…ヒック」


「なんでもっと泣くのさ…笑」


白石「だって…なんか安心して…っ」


松村「2人の大丈夫は、本当に大丈夫な気するからね」


「センターおめでとう、まいやん」


生駒「まいやんおめでと!」


「…ありがとう」




こんなに燃えてるのには、理由がある。

2人の姿。

辛い時も手を取り合って来ました。

いつかは変わると覚悟してました。

グループのために頑張りたい。

そんな言葉を聞いたから。

私よりうんと年下の子から聞いたから。

背負ってた重荷を、少しでも軽くしたい。




橋本「私たちも、3人なら大丈夫だよ」


松村「そうだよ、今まで一緒に乗り越えて来たやんか」


白石「うん…っ」


松村「うちらは、いつでも支える準備は出来てんで」


橋本「うん、かかってこい!」


白石「ふふっ…ありがと」


「御三家は、永遠に最強だからね」




同じ方向を向いた。

同じ温度に上がった。

3色だった光が1つになった。

目の前に広がる純白の世界。

乃木坂の新しい歴史、真っ白なキャンパスに描こう。

・→←御三家は最強なの



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作者名:しろりんご。 | 作成日時:2023年1月25日 11時

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