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桜井side


2期生と初対面した。

14人の後輩。

そのほとんどが、乃木坂を知ってくれてた。

嬉しいけど、ここからは先輩後輩。

1期生の中に推しメンがいる子もいたけど、もうアイドルとファンじゃないから。

そういうケジメは、きちんとしないと…




かりん「高山さん、私のこと覚えてますか?」


高山「うん、覚えてるよぉ!

握手会とか、来てくれてたよね〜」


かりん「嬉しいです…!」


高山「オーディションで署名してた子だよね?」


かりん「そう…!」


渡辺「え、そうなんですか?」


高山「そうなんだよ、私のことを乃木坂にして下さいって署名してたよね」


かりん「そうなんです!」


渡辺「へー、すごーい!」


かりん「覚えててくれて嬉しい〜!」


高山「うん!」


渡辺「良かったね、同じメンバーになれて」


かりん「ほんと、運全部使い果たしたわ〜」




:




純奈「白石さんですよね?」


白石「あ、うん」


純奈「私、乃木坂の中だったら白石さんが推しメンなんです!」


白石「そうなんだ、ありがと〜」


純奈「一緒のグループになれて嬉しいです!」


白石「うん、これから頑張ってこうね」




:




堀「桜井さんですよね…?」


桜井「あ、はい…桜井です」


堀「ダンスと歌が好きで、いつも見てました。

お顔も美しくて大好きです!」


桜井「ありがとう」


堀「これからは、もっと近くで見ることが出来て嬉しいです」


桜井「うん、頑張ろうね」


山崎「桜井さんが、乃木坂のキャプテンなんですよね?」


桜井「まぁ、一応ね」


山崎「これからよろしくお願いします!」


桜井「あ、うん…こちらこそよろしく」




:




北野「白橋さん!」


「あ、えっと…」


北野「北野日奈子です!」


「北野ちゃん、ね」


北野「白橋さんのことが推しメンで、ずっと大好きです!」


「うん、ありがと…」


北野「白橋さんみたいになれるよう、精一杯頑張ります!」


「あ、えと…」


北野「今日からよろしくお願いします!」


「うん、よろしく…」




自由時間って言ったら、みんな一目散に推しメンに散った。

す、すごい…

こんなに積極的に来てくれるもんなんだ…

私のところにも、何人か話しかけに来てくれた。

かずみん推しって言ってた子、まいやん推しって言ってた子、A推しって言ってた子…

盛り上がってるのは良いけど、このままの関係になったらまずいかな。

でも、この空気の中、なんて切り出せば良いの…?

・→←先輩と後輩



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作者名:しろりんご。 | 作成日時:2023年1月25日 11時

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