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桜井side
桜井「バースデーライブ、お疲れ様でしたー！」
「「お疲れ様でしたー！！」」
生駒「乃木坂1周年おめでとー！」
頑張った後のご飯は美味しい。
乃木坂に入って知ったことの1つ。
バースデーライブは、無事に成功した。
駆け抜けた1年。
辛いこともいっぱいあったけど、楽しいが勝った。
憧れていた場所に立って、パフォーマンスしてる。
それだけで、十分幸せだ。
「れーかぁ」
桜井「あらAちゃん、美味しい？」
「うん、おいしー」
桜井「いっぱい食べなさいね。
Aほっそいんだから。
食べないと大きくなれないよ」
「むぅ、背伸びてるもん」
桜井「ごめんごめん笑」
オフモードのエースさん。
ここ1ヶ月くらい、ずっと気が張ってたからね。
全てが終わって、スイッチが切れてる。
久しぶりに、こんなに砕けたAを見たかもしれない。
貪るようにケーキをもぐもぐする姿は、年相応で可愛い。
「楽しかったなぁ」
桜井「楽しかったね〜」
「また来年も、バースデーライブ出来たらいいな」
桜井「出来るように頑張らないとね」
「うん！頑張る！」
桜井「ねぇ、A？」
「なぁにー？」
桜井「いつもありがとう」
「え、なんで？」
桜井「乃木坂のために頑張ってるから。
1人で外に出て、戦ってるでしょ？
ほぼ1年間ずっと。
辛いこともいっぱいあるはずなのに、弱音も吐かずに走り続けてくれて。
乃木坂のAは、いつも笑顔で楽しそう。
ありがとね、A。
乃木坂が成長してるのは、Aのおかげだよ」
無性に伝えたくなった。
君の存在の大きさを知ってから。
その代償に、背負ったものの大きさに気づいてから。
いつもなかなか、面と向かって言えないから。
感謝は口にしないと伝わらない。
今なら言える。
「それを言うなら、私の方だよ。
いつもありがとう、玲香。
私が外で頑張れるのは、玲香が乃木坂を守っててくれるからだよ。
乃木坂の雰囲気を守ってくれてるから。
私の居場所はここなんだって、玲香が教えてくれてる。
だから、安心して帰って来れる。
玲香がキャプテンだからだよ。
私の方こそ、いつもありがとね」
桜井「…照れる笑」
「自分から言い始めたくせにー笑」
ずるいよね。
まだ子供のくせに、こんなこと言うんだから。
ほんと、おマセさんなんだから。
でも、そんなAが好き。
いつもありがとう。
2年目も、乃木坂をよろしくね。
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作者名：しろりんご。
| 作成日時：2023年1月25日 11時
