1歳のお誕生日を迎えます ページ11
生田「広いー!」
星野「ねー、おっき〜い!」
「お客さん入ったら、どんな風に見えるんだろうね〜」
白石「お客さん、埋まるといいなぁ」
松村「楽しみやなぁ」
バースデーライブ、ついにリハーサルに入った。
今日から会場を使わせてもらう。
初めて入った会場は、とても広かった。
乃木坂46として立つ、1周年のステージ。
幕張メッセという大きな会場でやらせて頂けること。
それは決して、当たり前なんかじゃない。
生駒「まさか、1年後にはこんな大きなステージに立ててるなんてね」
「本当に…有り難すぎる。
こんなすぐに立たせてもらえたのは、AKBさんのおかげだよね」
生駒「うん、AKBさんの公式ライバルだって公言しちゃったけど。
目標は、AKBさんを超えることですって言ったけど。
うちらはまだまだ、全然自分達の力じゃ出来ないことの方が多い。
AKBさんのおかげで出来ることが多い。
まだ、AKBさんには全然追いつけない」
「うん、そうだね」
生駒「次の1年が勝負だと思う」
「絶対そう、時間がない。
AKBさんは0からのスタートだったから、ペースメーカーが自分達だった。
でも私たちは、AKBさんっていう土台がある。
同じペースメーカーだったら、永遠に追いつけない。
AKBさんより早いペースで進んでいかないと」
生駒「それを、ちゃんと伝えたいね」
「うん、伝えよう」
どうして、こんなにも分かり合えるのだろう。
乃木坂46が大好きで堪らないんだろう。
1周年を迎えて思う。
私には、ここしかない。
逃げた先で辿り着いたとか、関係ない。
私は、乃木坂だから好きなのだ。
白石「ねぇね、ここの振り確認しようよー」
橋本「じゃあ、しーちゃん隣来てー」
白石「うん、そっち行くねー」
松村「うちもやるー!」
深川「じゃあ私、動画撮ってるね」
良いものを作りたい。
みんなで作り上げたい。
純粋なまでに願う気持ち。
樋口「真夏、大丈夫ー?」
若月「一緒に振り確認しよう!」
桜井「さっき、手と足一緒に出てたよ笑」
秋元「えー、ごめんー」
私たちは、全員で乃木坂。
誰も欠けさせないよ。
仲間を思いやる優しい気持ち。
星野「A、こっちこっちー」
生田「ボーッとしてたけど、何かあった?」
「ううん、大丈夫」
星野「ちゃーんと話してよね」
「…ありがとう」
暗闇から引っ張り上げる手。
力強い仲間の温もり。
私は、乃木坂46が好きだ。
大好きだ。
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作者名:しろりんご。 | 作成日時:2023年1月25日 11時