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空いたままのセンターポジション。

私と生駒ちゃん、センター経験者はどちらも残っていた。

そんな状況で、私が先に呼ばれた。

ポジションは1番。

フロントで、玲香のシンメ。

この位置は福神だった。




『Aちゃんおめでとう〜』


『どうですか、呼ばれてみて』


「そうですね、うーん…」


『どうなんだろ、嬉しいのかな』


「嬉しい気持ちももちろんあります。

やっぱり、フロントは憧れの場所なので…」


『そうだよね』


「でも、プレッシャーもあります…

やっぱり、総選挙に出てから気持ちも変わって…」


『そう、すごいよね総選挙』


『24位だっけ?大したもんよ!』


「ありがとうございます。

そこで結構、乃木坂を知ってくれた人も多くて。

それはすごく有難いんですけど…

だからこそ、ここに立つ重みを知ってしまったので…」


『そうね、Aちゃんは乃木坂の先頭!って感じだからね』


「いやいや…」


『でも実際、Aちゃんを入口に乃木坂のファン増えたでしょ?』


「握手会とかで言ってくれる方はいますね。

総選挙を見て好きになりましたって。

乃木坂の誰々を推してますって声もよく聞きます」


『それ、めちゃくちゃ嬉しくない?』


「すごく嬉しいです」


『うん、その気持ちを大切にすればいいと思うけどね。

そんなさ、特別なこと考えたりしなくてもいいんじゃない?』


「…はい」


『いや分かるよ、すごいプレッシャーなの。

自分が頑張らなきゃっていうのは、周りからも言われてると思うし。

だからこそ、乃木坂の活動は伸び伸びしてていいんだよ。

グループの時は、甘えちゃっていいと思う』


「あぁ…なるほど」


『その方がバランス取れんじゃない?

持たないよ、ずーっと張り詰めてたら』


「確かに、ずっと続くって考えるとしんどいんです」


『うん、そりゃそうだよ。

だから、全然身を委ねちゃっていいと思うな。

今回はセンターじゃないわけだし』


「そうですね、そうします。

総選挙を通して、メンバー大好きって気持ちが強まったので。

大好きなメンバーにもっと甘えて、いっぱい頼ります。

今回も、私らしく頑張ります」


『うん、おめでとう!』




バナナマンさんから、的確すぎるアドバイスを頂いた。

言えそうで、誰にも言えなかったことだった。

奥底にあった気持ちをこんなにも素直に引き出してくれるんだから、本当に敵わない。

今回はフロントのこの位置で、自分の役割を全うします!

やっぱりあなたはキャプテンだよ→←変わり続ける選抜



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設定タグ:乃木坂46 , AKB48 , アイドル
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作者名:しろりんご。 | 作成日時:2023年1月13日 1時

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