夢の足跡 2

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『ねぇ、ほんと可愛いんだけど〜』


「ありがとうございます！

まゆゆさんみたいで可愛いです〜！」


『やっぱツインテール正解だよ〜』


松村「え、ツインテール？」


『ほら、待ってましたとばかりにお姉さん達来たよ〜笑』


「ほんとだ…笑」


白石「うわ……やばっ」


橋本「わぁ、お人形さんみたいだねぇ」


高山「えーめっちゃ可愛い！

ねぇ、写真撮っていい？いいよね？」


「うん、いいよ笑」




フォルムチェンジしてたら、続々とメンバーが登場。

パシャパシャ撮られる私。

あちこちに目線を送って、撮影前から忙しい笑

今なら、動物園のパンダの気持ちがよく分かる気がする。




白石「衣装も似合ってるねぇ」


橋本「Aって、その色の紫すごい似合うよね」


「ありがとう…笑」


高山「いやぁ…さすがアイドルって感じだわ。

顔面つよつよな人は格が違うねぇ」


「そんなことないから笑」


橋本「ツインテールに縦巻きはあざといわぁ」


白石「よく自分を分かってらっしゃる」


「なんでみんな、今日そんなに持ち上げてくるの笑」


高山「いつも可愛いって思ってるよー」


白石「たーだ、今日は特別に可愛い！」


橋本「美少女っていいねぇ」


『もぉ、みーんな可愛いから大丈夫！

さ、そろそろ時間だから！

元気に撮影いってらっしゃーい！』


「いってきまーす♪」




お着替えが完了した所で、そろそろ開始の時間。

どうやら、私がラストだったみたいだね。

今回のMV、衣装がすっごく可愛いの！

紫のギンガムチェックのワンピースで、Theアイドルって感じ。

王道アイドル路線を進んでいる感じがして、胸が高鳴る。

さぁ、あとは練習の成果を全部出してこよう！




:




『じゃあ次は、教室のシーンを撮ります！

みんな、セット移動してね〜

移動したら、教室の真ん中で盛り上がる構図になってて。

誰か盛り上げてくれる人がいたらいいんだけど…』


高山「あ、私で良ければやりますよ！」


『じゃあ、高山さんお願いね』


高山「よし、みんな行くぞー！」




MV撮影は、順調に進んだ。

もちろんほとんどのメンバーが初心者だから、ペースは早くない。

ゆっくりと、でも確実に作品が出来上がってく。

午後になると、だいぶ慣れてきた。

だから、午後はストーリーシーンを撮ることになった。

教室の中で盛り上がる女子高生の構図を撮るんだって。

かずみんが、みんなを引っ張ってくれてる。

私も流れに乗って頑張って来ます！

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