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宴から醒めて ページ48

橋本side


松村「なーなみん、お疲れ様!」


橋本「さゆりんお疲れ〜」


松村「どうやった?」


橋本「思ったより人来てくれてびっくりだったよ〜」


松村「ね、楽しかった!」


橋本「またやりたいね〜」




無事に、お見立て会が終わった。

ステージに上がる前は緊張してたけど、始まればあっという間。

ものすごく楽しんでる自分がいた。

この道を選んで良かったなぁ、なんて考えたりして。

握手会でも、応援してますって言ってくれて。

私、アイドルとして頑張れるって思った。

充実感を感じていたのは、私だけじゃなかったみたい。

さゆりんだって、すごいいい顔してるもん。




「2人ともお疲れ様〜!」


松村「Aーっ!」


白石「楽しかったねぇ!」


橋本「もう緊張解けたのね笑」


白石「もー!からかわないで笑」


「いっぱい人来てくれて楽しかったぁ」


松村「感想が年相応で可愛いんやけど〜笑」


橋本「さゆりんは、Aにゾッコンだね笑」


松村「だってさ、Aの今日の特技披露、可愛すぎひんかった?」


白石「リボン技やってウインクは反則だよねぇ」





後ろから走ってきたのは、るんるんのAとまいやん。

2人も、すごくいい顔してる。

やっぱり、直接応援して下さる人と会えるのは良いよね。

Aの特技披露で盛り上がってるけど、確かにあれは反則だね。

メンバーからも思わず、可愛いって声が漏れてたもん。




「でも、みんなのも良かったよ!

アニメ声とか、北海道のこととか、モノマネとか」


松村「まいやんは安定のクオリティやった笑」


白石「結構練習したもん笑」


橋本「そういえば、Aの団扇持ってる人いなかった?」


松村「いた!」


「うん、握手会にも来て下さったんだぁ」


白石「すごいよねぇ、まだデビューしてから2ヶ月くらいなのに」


橋本「びっくりしちゃったよ笑」


「私も驚いたよ、まさか自分がって。

でも、頑張らないとなって思った。

応援してて良かったって思ってもらえるように」


松村「せやな、もっと頑張らないと」


白石「もしもう一度お見立て会があったら、その時はもっと違う魅力を見せたいね」


橋本「継続的に練習しなきゃだね」


「これからも、自己紹介の練習とレッスン頑張ろ!」




1番人気であろう、彼女の向上心はすごい。

この謙虚さも、見習っていかなきゃいけない。

私には夢がある。

それを達成するためには、今の私では足りないものが多いんだから。

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作者名:しろりんご。 | 作成日時:2023年1月1日 0時

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