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松村「まいやん大丈夫かなぁ」


橋本「Aがいるからきっと大丈夫だよ」


松村「あんなに何でも持ってるんやから、もっと自信持ってもええのに…」


橋本「そんな謙虚なとこが、まいやんのいい所なんだけどね」


松村「せやな」




Aとは対照的に、ガッチガチに緊張していたまいやん。

私なんか…って震えていたまいやんを、Aが引っ張って行った。

いつの間に、そんなに強くなったの…?

いや、あれは本当のAの姿…?

自問自答をしてしまうくらい、Aの姿は見違えていた。




松村「Aはもしかしたら…」


橋本「ん?」


松村「もしかしたらというか…もしかしなくても。

あの子は、乃木坂の中心になるんやろうなって。

だから、さっきもあんなに堂々として…」


橋本「確かに…そうかもしれないね」


松村「暫定選抜でも、センター横やったし。

自分でも、ネットの評価とか見てるやろし。

何となく、自分の置かれてる立場を理解しとるんやろな。

A、めちゃくちゃ賢いし…」


橋本「それはあると思う。

最年少だけど、しっかりしすぎてるくらいしっかりしてるから。

客観的に自分のこと見てるんだろうなぁ」


松村「AKBさんを見てても、よく聞く話やん?

最年少がグループの中心になるって。

エースとして、センターやったりグループ引っ張ったりって。

でもそれには、大きなリスクが伴う。

いくらAがハイスペックでも、年齢はやっぱり年相応だから。

これから先、大変なことがたくさんあるかもしれない。

だったら、しっかりサポートしてあげたい。

将来的に、Aが潰れないように」


橋本「うん、私たちで守ろう。

きっと、さゆりんの予感は当たると思うから。

私も、そうなる前に支えられる位置にいたいし。

そのためにも、もっともっと頑張らないとね」


松村「せやな、まずは同じフィールドに立つところからやな」


橋本「うん、頑張ろ」




どんどん前に進んで行く彼女。

ただ、その手を離してはいけない。

何となくそう思った。

別に、ずっと手を握っている必要はないと思う。

彼女にあげなきゃいけないのは、無償の自由。

Aのことを私は、まだ何も知らない。

ただ、このまま行くと、Aがどんどん身動き取れなくなりそうで。

そうなる前に助けてあげなきゃいけないと、本能が言っていた。

そのためにはまず、私が彼女を支えられる位置にいなくちゃいけない。

また新たに、1つの目標が出来た。

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作者名:しろりんご。 | 作成日時:2023年1月1日 0時

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