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A「…ねぇ」


奈々未「どした?」


A「……麻衣ちゃんは?」


沙友理「まいやんは、今日元々お休みやで」


A「そっか」


奈々未「会いたかった?」


A「…まぁ、会いたくないって言えば嘘になるけど…

でも、元気ならいいの。

昨日の帰り、すごくしんどそうだったから…

泣いた後って感じだったし、悲しい顔してたから。

まぁ、私のせいなのは分かってるんだけど」


奈々未「Aのせいじゃないよ〜」


沙友理「気にせんでええんよ」


A「桃子は?」


沙友理「もうすっかり落ち着いたよ。

でも、大事を取って今日はお休みするって。

土日挟んで、月曜日から学校行くみたいやで。

大丈夫、ちゃんと元気にしてんで」


A「じゃあ……麻衣ちゃんと桃子、今日一緒?」


奈々未「まぁ、そうだね…」


沙友理「でも、Aが寂しがってたって伝えとく」


A「別に、そういう意味じゃないよ。

麻衣ちゃんを取られたとか、そんな風に思ってない。

むしろ、全然逆だから。

良かったって思って、桃子と麻衣ちゃんが一緒に居れるなら。

だから、私のこと話すのは桃子がいない時にしてね。

桃子の前で、私の名前出さないで。

きっと、私の名前聞くのも嫌だろうから…」




Aの心配をしてたら、唐突に質問された。

まいやんのことを、おずおずと尋ねてきた。

やっぱりAも、まいやん大好きだから寂しいよね…

体調悪い時には、1番安心する人と一緒に居たいって思うのは当然のことだし。

でも、過剰に桃子のことを気にしてる。

まぁ、昨日目の前であんなことがあったらなぁ。

Aのせいじゃないって言われても、難しいよね…




奈々未「桃子は、ちゃんと話せば分かってくれる。

だからあと少しだけ、麻衣ちゃんを貸してあげて?

Aも知ってるでしょ?

桃子が、元々はすごく優しい子ってこと」


A「うん…」


沙友理「ごめんね、Aも辛いのに。

一昨日の夜から、不安なことがあったんだよね。

更に追い打ちをかけるようなことして、本当にごめんね」


A「2人のせいじゃないよ?

桃子がああなったのは、私が自分でまいた種のせい。

もっと、桃子に麻衣ちゃんを貸してあげれば良かった。

私ばっかり、ずるいもん」




う〜ん、こちらの説得は難しいなぁ…

Aこそちゃんと話せば分かってくれるけど、今はそういう精神状態じゃないからね。

まいやんの言う通り、事態は結構深刻かもしれない…

説得を試みて→←お姉ちゃん側から思うこと



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作者名:しろりんご。 | 作成日時:2022年7月1日 18時

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