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麻衣side
麻衣「…寝たかな？」
桃子「…」
麻衣「おやすみ桃子」
桃子と2階に上がってから2時間半。
やっと完全に寝静まり、下に降りることができた。
ほっぺをツンツンしてみたけど全く反応がないから、これは朝まで熟睡モードかな。
今日はしっかり眠ってくれますように…
私は今から、明日の準備をして少しだけ仕事を片付けよう。
この2日で、めちゃくちゃ仕事が溜まってるからね。
明日は何がなんでも片付けなきゃいけない。
しかし、今日の様子を見ると、桃子は確実に私を離してはくれない。
これは、明日の朝早く家を出ないと、本気で仕事に行けない…
さぁ、寝不足の体に鞭打って頑張りますよ。
奈々未「あ、まいやんお疲れ様」
沙友理「桃子寝た？」
麻衣「2人ともおかえり。
うん、やーっと寝てくれた。
最後はグズって泣き寝入りだったけどね」
沙友理「それはお疲れやったね」
奈々未「大変だったでしょ？」
麻衣「まぁ、それなりには大変だったねぇ…」
奈々未「朝からずっとベッタリだったもんね」
麻衣「1日中一緒に過ごして、買い物も行ったんだけどなぁ…
お風呂も入ったし、ご飯も膝の上で食べさせたんだよ。
2人の時間で、たくさんコミュニケーション取れたんだけど。
でもやっぱり、寝る時は寂しいって泣いちゃって。
麻衣ちゃんいなくなるから寝ないって。
1日一緒にいるんじゃ足りないくらい、寂しい思いしてたのかなぁ…」
奈々未「桃子なりに我慢してたんだろうね。
あんまり、自分の気持ちを言葉にするのが得意じゃないからさ。
我慢して飲み込んでたものもあるだろうし…」
沙友理「多分、Aがいないのが大きいんじゃないかな。
自分がいない間、Aとまいやんはずっと一緒にいるわけで。
だから、取られちゃうんだって桃子も不安なんだと思うよ」
麻衣「だよねぇ…
どうしたら、桃子の気持ちにもっと寄り添えるんだろう…
もっと一緒に入れたら落ち着くのかなとは思うけどね。
でも明日は、絶対仕事行かないと。
本当に溜まりに溜まりまくってるからさ」
奈々未「私休みだから、桃子のことはどうにかするよ。
ちまも午後からだから、まいやんは仕事行って大丈夫だよ」
麻衣「ごめんね2人とも…ほんと助かります汗」
下に降りると、もう既にお風呂に入った2人がいた。
看護師組は、今お風呂に入ってるらしい。
明日は、ななみんとちまが居てくれるっていうから、桃子のことはちょっと安心だ。
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作者名：しろりんご。
| 作成日時：2022年7月1日 18時
