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氷の罠 ページ20

高山「はい、夜ご飯の時間だよ〜」


衛藤「みんなどうぞ〜」




あれから、ベッドでボーッとして過ごした。

ちょっとウトウトしたり、みんなの話を聞いたり…

どんな薬入れたか分からないけど、とにかく喉が乾いた。

頭も痛いけど、今は喉の渇きがすごい…




A「かずみちゃん…」


高山「どしたー?」


A「うがいしてきていい?」


高山「うがい?」


飛鳥「あれ、またうがいするの?」


A「なんか、喉乾いちゃって…」


衛藤「お水飲む?」


A「ううん、それじゃダメなの。

お腹は全然、何にも入らないって感じ…

水飲みたいわけじゃなくて、喉を潤したいだけ」


高山「一緒に行くよ〜」


A「ありがとう」




とりあえず、またうがいしに行くことに。

うがいするだけで、一時的にでも喉の渇きが落ち着く気がする。

でも、乾いたグラウンドみたいに、またすぐ乾くんだけどね。




高山「ご飯は食べらなさそう?」


A「よく分かんないけど、全然お腹空いてないの。

さっき、優子先生とゼリー食べちゃったからかな…」


高山「他に、何か食べたいものある?」


A「今はすごく、氷が食べたい…」


高山「氷?」


A「氷以外は何も要らない」


高山「えぇ…それじゃあ栄養摂れないよぉ」


A「分かってるけど…

でも、喉乾いてるし、口の中が熱くて嫌なんだもん」


高山「とりあえず、ナースステーションおいで?

優子先生に話さないと、何とも言えないから」




口の中が乾いてるのが嫌で、氷ならどうかと思い始めた。

かずみちゃんは悩んでたけど、とりあえずナースステーションへ。




大島「あれA、ご飯はもう終わり?」


A「氷食べたい…」


大島「氷?」


高山「うがいして来たんですけど、次は氷がいいって。

すごい喉乾いてるみたいで、点滴の副作用とかですか?」


大島「うがいしてきたんだ汗…う〜ん…

A、あんまり食べるとお腹壊すから、少しだよ?」


A「うん…」


大島「ご飯食べた?」


A「スープ少し飲んだ」


大島「気持ち悪くなったりしてない?」


A「うがいして来たから大丈夫だよー」




優子先生から、氷を3つ貰って食べる。

じんわりと、口の中が満たされてく感覚があった。

少しずつ、喉の乾きが落ち着いてきた気がする。

かずみちゃんも点滴の副作用って言ってたし、病気とかではないのかな?

そのことも含めて、優子先生に聞いておきたいなぁ…

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作者名:しろりんご。 | 作成日時:2022年7月1日 18時

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