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大島side
出勤してまず、今日のAの出来事を聞いた。
やっぱり、相当抱え込んでたんだね…
とりあえず今日は、様子見ってことになった。
話せそうなら話すし、無理そうならそっとしておく。
病室の件は、頃合いを見て相談するってことに話がまとまった。
今日は夜も病院だし、Aの傍にいられるかな。
大島「Aちゃ〜ん、持ってきたよ〜」
A「ゆーこせんせぇ」
大島「まずはお水飲む？」
A「うん」
ジアゼパムを入れたみたいで、副作用が出ちゃってる。
ペットボトルの水を渡すと、すぐ飲み始めた。
A「…んっ」
大島「おっと…どした？」
A「なんか…喉が受け付けない。
うがいしたい…飲みたくない」
大島「喉乾いてるんじゃない？」
A「うがい…」
大島「じゃあ、洗面所行こっか。
…大丈夫？立てる？」
A「うん、もうハッキリして来た…」
飲んだと思ったら、1口で止めちゃった。
うがいしたいって、洗面所に行くことに…
この状況でうがいって、良くない予感しかしないよ…汗
大島「A、優子先生とお話できそ？」
A「いま？」
大島「今じゃなくても全然いいよ。
でも優子先生、夜もずっと病院だから。
Aが大丈夫そうなら、お話したいなぁ」
A「私も話したいって思ってた。
今日、優子先生いなくて寂しかったもん…」
大島「可愛いこと言ってくれるねぇ笑」
A「みんなが寝てからでもいい？」
大島「うん、もちろん。
…あれ？A、首の付け根腫れてるね」
A「押すとちょっと痛いけど、別に平気だよ？」
大島「そっか…後で少し見せて？」
A「痛くしないでねぇ…？」
大島「了解しました笑」
A「ねぇ優子先生…」
大島「ん〜？」
A「優子先生には、何でも話していいの？
病気のこと以外でも、話していいの？」
大島「もちろんだよ〜
優子先生は、Aのお医者さんなの。
治すものに、心も体も関係ないよ」
A「心も治せるの？」
大島「うん、頑張るよ」
A「また、優子先生から質問してくれる？」
大島「Aがそれを望むなら、優子先生から質問するよ」
A「それがいい…」
2人になったら、Aの方から話を切り出してくれた。
私も、聞きたいことはたくさんあるしね。
Aが話すことに前向きになってくれて良かった。
うがいの件も含めて、いくつか質問させてもらおう。
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作者名：しろりんご。
| 作成日時：2022年7月1日 18時
