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渡辺「あ、じゃあさ、だったら一旦病室を離してみるのはどうかな?

体調が悪い時は、別の部屋で過ごしてさ。

そしたら、私たちの目線を気にしなくても済むでしょ?」


横山「調子がいい時は、こっちの病室に来たりしてさ。

大丈夫ってなったら、戻ればいいわけだし」


秋元「そうだね、それも検討しなきゃだね。

もちろん、Aの気持ちが1番だけど…

そうなる可能性もあるって、みんなも理解してあげてほしい」


前田「もし、Aちゃんがこの病室に残るってなっても、変わらず接してあげてね」


指原「病室移動しても、会いに行ってあげて。

気を遣われすぎても、不安を煽っちゃうからさ」


渡辺「もちろん!」


横山「うちらはAの友達やもん」


前田「2人ともありがとう」




2人とも、すんなり受け入れてる。

偉いなぁ…ちゃんと前向きに考えられてて。

しかも、Aにとって何が最善かもちゃんと分かった提案をしてる。

それに比べて私は…

私が気にしたら、Aも余計苦しむのに。

今は、自分を責めずにはいられない。




秋元「あーすか、大丈夫だよ…!」


横山「うん、飛鳥は悪くない。

飛鳥は飛鳥の選択で、うちは正しいと思っとるし。

大丈夫、Aは必ず戻って来れるから」


渡辺「きっと、原因はそれだけじゃないんだよ。

Aちゃん、昔から頑張り屋さんだから。

もっと色んなとこで、我慢したり抱えたりしてることがあるんだよ」


横山「気ぃ遣いだし、我慢しがちやろ?

だから今は、見守ってあげよ。

それが、1番早く心が楽になる方法やで」


渡辺「みんないるんだし大丈夫だよ」


飛鳥「うん…」


前田「飛鳥ちゃんも辛くなったら、お話聞くからね。

あんまり自分のこと、責めちゃダメだからね?」


指原「飛鳥ちゃんにも、たくさん味方がいるんだから。

辛くなったら、溢れる前に話すんだよ?

あ、もちろんみんなも、あんまり無理しないでね」


横山「はーい」


渡辺「分かってるよ笑」


秋元「じゃあ、私たちは一旦戻るから。

Aが起きたら、ナースコール押してくれる?」


横山「分かった!」


前田「小学生組には、このことは内緒ね?」


渡辺「うん、もちろん」




あっちゃんとさしこちゃんが、手を握って声をかけてくれた。

そしたら、張り詰めていた心がスーッと軽くなった。

3人とバイバイした後、お姉さん2人も大丈夫だよって言ってくれたし。

私もみんなと同じように、Aが治ることを祈ろう。

安心する顔→←・



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設定タグ:乃木坂46 , AKB48 , 家族
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作者名:しろりんご。 | 作成日時:2022年7月1日 18時

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