驚きの朗報 ページ6
朝起きると、もう沙友理ちゃんはいなかった。
昨日の記憶はほぼないけど、発作起こしたのはそんなに遅い時間じゃなかったのかな。
沙友理ちゃんのことを夜中に起こしてたら、申し訳ないからね。
時計を見ると、7時ちょっと前だった。
そりゃあ、沙友理ちゃんも起きてるか。
体調も悪くないし、私も起きて下に行こっと。
:
A「おはよぉ」
沙友理「おはようA、体調大丈夫?」
A「うん、もうへーき」
沙友理「それなら良かった〜」
A「ごめんね、夜中に起こして」
沙友理「なーに言ってんの、全然気にしなくてええんやで」
下に降りたら、みんな朝ごはんを食べていた。
沙友理ちゃんが1番に気づいて、声をかけてくれた。
みんな、私が夜中に発作を起こしても大丈夫って言ってくれるの。
優しいけど、やっぱりちょっと申し訳ないなぁ…
麻衣「A、今日は診察なしで学校行っていいよ」
A「え、いいの!?」
麻衣「うん、見た感じ体調も悪くなさそうだし…
あ、何か症状あるなら診察するけど…」
A「ううん、全然元気だから大丈夫♪
まさか、麻衣ちゃんが診察無しで学校行っていいよって言うなんて。
意外すぎて、明日は大雨かな」
麻衣「な、失礼な…」
玲香「でも確かに、まいやんはいつもAを診察してるよね笑」
真佑「うん、それでAが逃げてる」
沙友理「日常の光景やからな笑」
A「麻衣ちゃんが意地悪なだけだよ」
麻衣「えー、そんなことないよ!」
真佑「麻衣ちゃんは、結構ガチトーンだけどね笑」
麻衣「うそっ」
A「ほらぁ、麻衣ちゃん怖いってー」
麻衣「えぇ…汗」
私もダイニングに座って、ご飯を食べ始める。
そしたらまさかの、麻衣ちゃんから朗報が…
診察なしで登校しても良い許可が降りました。
今まで体調崩した翌日で、診察無しで学校行っていいなんて言われたことなかったのに。
今日はなぜか良いらしく、驚きすぎて口があんぐりしてる。
本気で、明日は大雨かもしくは雪だと思うわ。
奈々未「でも、無いんだから良かったじゃん。
そうとなれば、早くご飯食べちゃいな。
ご飯次第では、診察するかもだしね?」
A「なーなーちゃん汗」
奈々未「だって、食欲なかったら確実に診察コースでしょ?」
麻衣「もちろん♪」
早く食べなとか言ってる割に、お姉さんスイッチ入ってません?
奈々ちゃんの頭から、角が生えてるのが見えるよ…
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作者名:しろりんご。 | 作成日時:2022年5月8日 22時