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まいやんに今後の治療方針を聞いてみたら、私の考えと全く同じだった。

今使ってる薬が使えないとなると、更に強いステロイドが必要だからね。

Aには可哀想だけど、点滴はもっと嫌だろうから頑張ってもらわんとな…




麻衣「今回も、私と優子先生で主治医を担当することになったから」


沙友理「それなら安心やね」


麻衣「担当看護師は、ちまと玲香だよ」


沙友理「Aのことを熟知し尽くしたメンバーやな笑」


麻衣「そうじゃないと、うちの姫は大変だからねぇ」


沙友理「確かに…笑」


麻衣「ちなみに、呼吸器内科からはさゆりんと陽菜先生にコンサルするからね?」


沙友理「任せてくださーい笑」


麻衣「陽菜先生とは、もうカンファレンス済みだから。

定期的に、呼吸器内科と情報共有してやってこ」


沙友理「せやな」




今回の入院でも、Aをホールドするメンバーは変わらず…笑

信頼のおけるお医者さんとナースだから、みんな安心だね。

私も、サブスタッフとして、精一杯サポートできるように頑張らなきゃ。




麻衣「こんな急激に悪化するなんて、A何かあったのかなぁ」


沙友理「何か明確なことがあったっていうよりかはさ…

やっぱりA、無理してるんだと思う。

それは、体力的にも精神的にも。

日頃の疲れや環境の変化も関係あると思うよ。

難しい年頃だから、私達が今までと同じように関われるかも分からないし…

ただでさえストレス溜まる入院生活だからね。

細かい部分まで観察して、心理的なケアも同時にやってこうね」


麻衣「そうだよね…」


沙友理「もしかしたら、麻衣ちゃんに当たることがあるかもしれない。

でもそれは、Aからの信頼の裏返しだからね。

1人で抱え込んだり、解決しようとしないで、ちゃんと誰かに相談してね」


麻衣「それ、優子先生にも言われた」


沙友理「だってまいやん、ずっと心配顔なんだもん笑」


麻衣「うぅ…気をつける」


沙友理「患者さんが不安になるから、気をつけて下さいよ〜笑」


麻衣「ありがとう、沙友理ちゃん」


沙友理「うん、一緒に頑張ってこな」




ナースステーションに来て気づいた、まいやんがずっと困り顔なことに。

きっと、ものすごく不安や苦しみを感じてるんだと思う。

でも、まいやんは1人やない。

みんないるんやから、ちゃんと頼ってな。

今回の入院は、一筋縄では行かないこともたくさんあるやろうけど…

みんなで手を取り合って乗り越えてこうな。

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作者名:しろりんご。 | 作成日時:2022年5月8日 22時

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