約束の時間 ページ34
大島「もう痛いことしないから泣き止んでよ〜笑」
A「うぅ…ｯｸ」
大島「痛かった？」
A「たかったぁ…ｯｸ」
大島「そっかぁ…でも頑張れたね！」
A「ゆーこせんせ…やくそくしたから」
大島「売店デートのお約束だもんね〜♪」
やっと全部の検査が終わった…
大っ嫌いな採血も頑張った。
優子先生と売店行きたいし、みんなでお昼食べたいからね。
あーぁ、早く麻衣ちゃん戻って来ないかなぁ…
:
麻衣「お待たせ〜」
A「麻衣ちゃん遅い…」
麻衣「ごめんごめん笑」
A「売店…」
麻衣「うん、行ってきていいよ〜
ただし、優子先生の言うことちゃんと聞くこと。
少しでも具合悪くなったら戻ってくること。
あと、走らない！騒がない！」
A「わかってるぅ…」
大島「Aのことはちゃんと見張ってるよ笑」
麻衣「すみません、お願いします汗」
大島「ぜーんぜん♪
可愛い可愛いAとデートだもん！」
A「ゆーこせんせ♪」
麻衣「あら、仲良しで羨ましいこと笑」
A「んふふ♪
じゃあ麻衣ちゃん、行ってきます♪」
大島「行ってくるね〜」
麻衣「行ってらっしゃい！」
やっと麻衣ちゃんが戻って来て、売店に出発♪
優子先生も、麻衣ちゃんと同じで私の主治医だからね。
小さい頃からずっと一緒で、私にとってもお姉ちゃん的存在。
麻衣ちゃんには言い難いことでも、優子先生なら話せちゃう。
特別な存在だからこそ、こうやって独り占めできるのが嬉しい♪
大島「ご機嫌だね笑」
A「優子先生と2人になるの、久しぶりだから」
大島「なーに、可愛いこと言ってくれるじゃないの〜笑」
A「優子先生も、私のお姉ちゃんみたいな感じだからね」
大島「私にとってもAは、妹的存在だからね。
私が初めて1人で担当した患者さんも、Aだったし。
他の子とはちょっと違う特別な存在だよ」
A「えへへ、嬉しい〜」
大島「さ、そろそろ売店着くよ〜」
A「何買おっかな〜」
大島「何でも好きな物買ってあげる♪」
A「お腹空いたぁ」
大島「朝ごはん食べてないの？」
A「うん…笑」
大島「ちゃんと食べないと大きくならないぞ〜」
A「いつもは食べてるもーん」
特別な患者さんだって……なんか嬉しい笑
優子先生と話してたら、すぐに売店に着いた。
何でも買ってくれるって言ってたから、いっぱいおねだりしよっと笑
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作者名：しろりんご。
| 作成日時：2022年5月8日 22時
