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日奈「はいはい…Aちゃん、どうしたのぉ」
A「やぁって言ったのに、麻衣ちゃん診察したぁ…ﾋｯｸ」
日奈「そっかそっか、やだったねぇ…」
麻衣「Aのためだから許して欲しいなぁ…」
A「だって、これから病院行くんだよぉ？
そこで検査もするのに、麻衣ちゃん意地悪なのぉ…ﾋｯｸ」
日奈「麻衣ちゃん意地悪かぁ…笑」
A「ちまちゃん…ﾋｯｸﾋｯｸ」
日奈「はいよ〜、ちまちゃん抱っこするよ〜」
ほら、見ました？
ちま、さすがの神対応ですわ。
Aの話を相槌打ちながら聞いて、自分の腕の中に収めた。
その瞬間、Aの涙もピタッと止まった。
ちまは、本当に泣いてる子を泣き止ます才能に溢れてる。
いや、母性に溢れてるのかな？笑
沙友理「A、目がうるうるで可愛い…」
奈々未「可愛いとか言ってる場合じゃないけどね笑
まいやん、このまま連れてく？」
麻衣「うん、食欲ないみたいだからこのまま行く」
真佑「食欲ないんだ汗」
麻衣「発作起きた後だし、検査に緊張してるのもあると思う汗」
真佑「そっか汗」
A「やー！病院いかないー！」
桃子「Aちゃ、びょーいん？」
玲香「悪いとこないかな〜って調べに行くんだって」
桃子「Aちゃん、悪いとこないよぉ…！
だから、病院連れてっちゃダメ！」
麻衣「桃子、まだ悪いって決まったわけじゃないんだよ？
Aちゃんの体にバイ菌さんいないか見るだけだよ〜
バイ菌さんいたら、Aちゃん痛くてしんどいなぁ。
治してあげないと、もっとしんどくなっちゃうなぁ」
桃子「うぅ…だめぇ」
麻衣「じゃあ、ちょっとだけAちゃんの体調べてもいいかなぁ？」
桃子「分かったぁ」
祐希「Aちゃん、お家帰って来るー？」
麻衣「祐希がいい子にしてたら帰って来るよ〜」
祐希「じゃあ祐希、いい子でいる〜」
麻衣「偉いね〜♪」
沙友理「なんかあったら、私夕方から行くから連絡して〜」
麻衣「ありがとう！」
予想通り、グズグズのAが起きてきた。
今からこれだと、検査は随分と大変そうね。
まぁ、優子先生と2人がかりでやるって言ってたから大丈夫かな？
さゆりんは当直だから夕方に出勤するし、何とか凌げそうね。
時間的にギリギリな中、ちびっ子を説得してAを抱き抱えるまいやん。
やっぱり、小児科医のエースと言われるだけあるわ。
さすがだななんて感心してないで、私も行かなきゃ汗
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作者名：しろりんご。
| 作成日時：2022年5月8日 22時
