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沙友理side
沙友理「ごめんね、遅くなっちゃった」
麻衣「A〜、沙友理ちゃん来たよぉ」
A「ん〜?」
沙友理「寝てた?」
A「起きてたぁ」
麻衣「半分くらい寝てた笑」
沙友理「遅くなってごめんね。
A、準備できたから上行こう」
A「うん……おやすみぃ」
麻衣「おやすみ笑」
真佑「足元気をつけるんだよ、おやすみ〜」
沙友理「今日はこのまま、Aと寝ちゃうな」
奈々未「よろしくね」
日奈「おやすみ〜」
ドライヤーまでしてたら、戻るの遅くなっちゃった…汗
リビングに行くと、ほぼ寝てるAの首がコクコクしてた。
危なっかしいAを軽く支えて、一緒に部屋まで行く。
A「沙友理ちゃんのお部屋だぁ」
沙友理「うん、一緒に寝ような〜」
A「ベッドで寝ていいの?」
沙友理「当たり前やんか笑
2人だったら、余裕で寝れるサイズやで」
A「沙友理ちゃんの部屋のベッド、他のみんなより大きいよね」
沙友理「休みの日は、ほぼベッドの上で完結する生活しとるからね」
A「そうなんだ汗」
沙友理「お菓子置くテーブルと、色んな体勢で漫画読める場所はマストやからね」
A「でも、おかげで一緒に寝れるから嬉しい♪」
沙友理「可愛ええこと言うやんか〜」
Aと部屋まで来て、一緒にベッドに入る。
趣味のために買ったダブルサイズのベッド、こういう時に役に立つからいいよね〜笑
嬉しそうに横になるA、ほんまに可愛い…!
A「…土曜日、検査するんだってぇ」
沙友理「やっぱりするんやね汗」
A「……また入院かなぁ」
沙友理「それはどうやろうねぇ」
A「せっかく中学生になったのにな…
また、学校行けなくなっちゃうのかな」
沙友理「そうだよね…」
A「…ごめんね、こんなこと言って。
沙友理ちゃんだって、返答に困るよね」
沙友理「ううん、大丈夫…汗」
電気を消して枕元の灯りだけになったら、Aがポツリと呟いた。
検査や入院って単語をAの口から聞くの、心がしんどい…
Aはもしかしたら、入院になるって思ってるのかな。
まだ何とも言えないし、はっきり否定できないのも辛いなぁ。
それなのに、私にごめんねって言ってきたA。
全然気にしなくていいのに…
むしろ、もっともっと本音をぶつけて欲しい。
自分の中で何でも消化しちゃうから、もっと周りに甘えて頼って欲しいな…
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作者名:しろりんご。 | 作成日時:2022年5月8日 22時