大きすぎる母の愛 ページ37
秋元「A、お疲れ様〜」
A「ありがとう〜」
秋元「めちゃくちゃ綺麗だったよ。
ほんと、背中食べられそうだったもん」
A「それはやめて笑」
秋元「ドレスも似合ってるね」
A「うん、白を基調にしてもらったの」
秋元「白だったのは、ちょっと意外だった」
A「乃木坂のイメージって、白だからさ。
何にも染まらず、乃木坂にだけ染まりたいなって思って」
秋元「由来も素敵だね〜」
A「えへへ笑」
秋元「そんなAにね、もっと素敵なお知らせがあるの！」
A「なになに？」
秋元「じゃん！お手紙！」
A「え、まだお手紙あるの？」
秋元「うん、意外な人からかもしれない」
A「えー！気になる！」
秋元「僭越なんですが、私が読ませてもらいます」
A「よろしくお願いします」
:
秋元「Aへ。
ついに、この日がやって来ましたね。
あなたを東京に送り出したのは、15年前の今日。
まだ小学5年生。
正直言うと、絶対に出したくなかった。
家族は反対しました。
だけど、私は覚悟を決めました。
それは、あなたの決意を聞いたから。
今でもまで見たことないくらいの熱量で、頭を下げられました。
そんな顔見たら、親は信じてやるしかない。
苦渋の決断を下した夏。
あなたは、乃木坂46になりました。
私が思うより、あなたはずっと強かった。
どうして、1番近くにいたはずなのに気づかなかったんだろう。
寂しくて眠れなくても、体調が悪くて起き上がれなくても。
悔しくて仕方ない時も、嬉しくて飛び上がりそうな時も。
あなたは、ほとんど私に連絡しなかった。
東京で生きていくと決めたから。
幼いながらの決意は、本物でした。
だから私も、いよいよ本当の覚悟を決めたのです。
それでも、親はやっばり親だから…
遠くから娘の活躍を祈っては、たまに周りの方から話を聞いて。
連絡したい気持ちを抑えて、ただひたすら見守る日々もあった。
けれど、いつそんなに強くなったのか。
あなたは乗り越えて、見違えるほどに強くなっていました。
自分の娘なのに、手が届かないと思ってしまうほど。
キラキラと輝くあなたを見て、涙が止まりませんでした。
いい仲間に出会ったんだね。
いいファンの方がいるんだね。
いいスタッフさんに恵まれたんだね。
それだけで十分でした。
幸せで健康でいてくれれば、それ以上に望むことなんてない。
親なんて、そんなもんなんです」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 586人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
陽香(プロフ) - おにぎりさん» 了解しました！ (2022年4月19日 22時) (
レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり - 夢主ちゃんの卒業コンサートで発表された乃木坂配信中の4本の動画の内容を書いてほしいです。 (2022年4月19日 22時) (レス) id: 19a4d621f6 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - みさきさん» 了解しました〜〇 (2022年4月19日 21時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
みさき - 歌番組でミュージカル女優として出演している生田と共演した話が見たいです！ (2022年4月19日 21時) (レス) id: e06a96ce69 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - りんりさん» かしこまりました〜〇2020年時点で残ってた方のみにしますね！ (2022年4月19日 20時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しろりんご。
| 作成日時：2022年4月17日 20時
