愛の紡ぎ ページ35
衣装:2018年 紅白歌合戦 オープニング衣装
:
『設定温度』
(1期生〜3期生 / C:白石A)
(概要)
乃木坂46には、3期生以降にも後輩がたくさんいます。
でも、どうしてもこの演出がやりたいと伝えました。
それは、私の中でハッキリと記憶に残っている曲だからです。
当時乃木坂を引っ張っていたのは、1期生と2期生。
乃木坂46の礎を築いて、みんなでがむしゃらに走ってきました。
走って走って、やっと、グループが軌道に乗ったかもと思えた時期でした。
私たちのメロディに、3期生の声が乗った時。
新しい感覚に、胸が踊りました。
2017年、真夏の全国ツアー。
3期生までが揃って、みんなが泣きながら、この曲を歌ったのが印象的です。
何があったわけではないのに、涙が零れる。
それは、乃木坂46が変わりつつあった証拠です。
変化を尊ぶ涙も美しいと、みんなから学びました。
:
『僕のこと、知ってる？』
(1期生〜4期生 / C:白石A)
(概要)
4期生まで揃ったタイミングでリリースされました。
時は、2019年になっていました。
だいぶ、環境は変わっていました。
この時の私たちは、変化に少し疲れていたように思います。
変化する度に囁かれる不安。
自分の中でも焦りがあり、思うように前へ進めずに悩んでいた。
そんな疲れから、力を振り絞るように描かれているように感じます。
でも、決して暗い感じでは終わりません。
疲れているけれど、不安は止まないけれど、愛がある。
根っこの部分に、優しい愛情があるから大丈夫。
自分の中で、しっかり答えが持てている楽曲なんです。
:
『最後のTight Hug』
(全体 / C白石A)
(概要)
乃木坂46が10周年を迎えた際にリリースされた、ベストアルバム。
そのリード曲でした。
本来なら、センターはいくちゃんです。
だから今回も、いくちゃんとダブルセンターをやるか迷いました。
でも、そんな私に「Aのシングルセンターでやりなよ」と言ってくれたのはいくちゃんで。
これは、私の卒業曲でもあるけれど、1期生に向けて描かれた書かれた曲でもある。
だから、1期生には全員、この曲のセンターをやって卒業して行って欲しい。
私がたくさんの愛をみんなからのハグを通して貰ったように、みんなにも受け取ってほしい。
それは、Aも例外じゃないよって。
そう背中を押してもらったので、センターをやらせて頂いています。
ありがとう、いくちゃん。
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作者名：しろりんご。
| 作成日時：2022年1月17日 2時
