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A「はぁい！」
田村「あのね、4期生のあるメンバーからお手紙があるんだって」
A「えぇ、誰〜」
賀喜「…はい！」
A「遥香〜」
賀喜「少しお時間を頂いて…私から読ませて頂きます」
:
賀喜「…Aさんへ。
私が初めて乃木坂46を知ったのは、裸足でSummerのMVでした。
センターのAさんに目を奪われ、それから乃木坂に、Aさんに惹き込まれていきました。
昔から、学校という場所が苦手で…
人に合わせて自分を押し殺し、人からの評価を気にしてビクビクしてる。
そんな生活に、少し疲れてしまっていました。
だからなのか、乃木坂46という世界はすごくキラキラしていて。
私もそっちの世界に行きたい。
そう思って、勇気をだして受けたオーディション。
憧れの乃木坂に入ってAさんに初めて会った時、感動して涙が出ました。
初めて選抜に入った時、不安で泣いていた私を慰めてくれたのがAさん。
それから少しずつ関係が近くなって、しろかき姉妹って呼んでもらえるようになって。
私がずっと気にしていた性格、変えなきゃと思っていたこと。
Aさんと出会って、少しずつ変化していきました。
いつだってAさんは、私の味方でいてくれたから。
安心して飛び込めたし、勇気を持って行動できました。
それがいつしか自信になって、私を支えてくれていました。
初めてセンターになった時は、頭が真っ白で。
また臆病な自分に戻って、殻に閉じこもろうとしていた自分。
Aさんは、私に手を差し伸べませんでした。
その代わり、私が助けを求めたら必ず駆けつけてくれた。
私にとって、大きな心の支えでした。
ずっとずっと、私のヒーローだったAさん。
憧れで大好きが強かったから、卒業されてしまうのが寂しいです…
明日から私は、Aさんのいない乃木坂で頑張れるのか。
不安もありますが、Aさんはよく私の笑顔が好きだと言ってくれるので…
なるべく笑っていられるように、頑張っていきます。
なので、ずっと見てて下さい。
乃木坂46を卒業されても、ずっとずっと大好きです。
本当に今までありがとうございました。
…賀喜遥香」
:
A「ありがとぉ…あぁ、泣いちゃった〜」
賀喜「ううっ…」
A「遥香なら大丈夫だから、明日からも頑張るんだよ？」
賀喜「はい…っ」
田村「はい、かっきーからのお手紙でした！
それでは、3期生さんにバトンタッチします！」
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作者名：しろりんご。
| 作成日時：2021年10月29日 8時
