泣いて笑って、それでも私は坂を上る⊿ 58 (ページ17)

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負けたくないなら勝つしかないページ17

(※VTRは昨日と同じなので割愛します)

『ここにいる理由』

(42ndアンダーメンバー / C:白石A)

(概要)

この時の私に、よく合っている曲でした。

どこに行っても、私の居場所は本当にここにあるのかなって不安で。

でも、その不安を打ち明けることも出来なくて。

いつしか、心が大きな闇で支配されてしまいそうなのが怖くて。

逃げるように、踊っていました。

そんな私のエネルギーのはけ場所が、アンダーライブだったのかもしれません。

アンダーライブには、確実に私の居場所があった。

ここでなら、私は私の全てを出し切れる。

ここにいる理由を見つけられる。

今振り返ってみると、絶対に必要な経験でした。

:

『君は僕と会わないほうがよかったのかな』

(42ndアンダーメンバー / C:白石A)

(概要)

この歌を貰った時、菊池マネージャーに呼ばれました。

ここでいう『君』はファンの人で、『僕』が私。

Aからファンの人へ、直接問いかけてみなさいと。

ファンの人だけじゃない、スタッフやメンバーにも問いかけてみなさいと。

傍から見てもそう忠告するくらい、私は荒れていたのだと思います。

この時の私は、私はここに来ちゃいけなかったと後悔していて。

出会わなければ、こんなに辛い思いをしなかったのにと嘆いて。

逃げてしまおうかと、弱い気持ちと戦っていました。

それでも、この言葉の意味を考えて、思いとどまりました。

もし、『君』から会わない方が良かったと言われたら…

私は未練なく、ここを去ろうと。

でも、返ってきた返事は『出会えて良かった』

だから『僕』は、『君』と出会えて良かったです。

:

『日常』

(42ndアンダーメンバー / C:白石A)

(概要)

以前、雑誌のインタビューで言いました。

私の卒業ライブでは、日常は絶対に披露したいと。

当時、高校3年生だった私。

有難いことに、かなりお仕事が忙しくて。

加えて勉強もハードで、とにかく忙殺された日々を送っていました。

満員電車に乗って、同じ駅で降りて同じ場所に行く。

窓ガラスに映る自分は、アイドルとは思えない顔をしていて。

私は将来どうして行くのだろうと焦っていた時、この曲が出されました。

決められたレールの上を走る電車なんか、降りてしまえ。

そこがどこであろうと、関係ない。

そして、決めたんです。

自分が将来、どの道に進んでいくのか。

私が選んだのは、乃木坂46一本で頑張るという道でした。