泣いて笑って、それでも私は坂を上る⊿ 57 (ページ29)

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第3部開演＿ページ29

＿白石A卒業コンサート

いよいよ、第3部のお時間がやって来ました

3部は、OGメンバーとの合同コンサート

白石Aと二人三脚を共にしたメンバー達

お別れのステージは、

彼女達の言葉から始まります

:

秋元真夏＿

私たちが初めてAを見たのは、まだあなたがランドセルを背負っていた頃

生田絵梨花＿

小さくて華奢な後ろ姿と、まだまだあどけない中にも凛とした表情を宿す顔が印象的でした

生駒里奈＿

生まれ持った人懐こさと、誰にでも分け隔てなく優しい性格、笑うとクシャッとなる三日月の瞳

伊藤かりん＿

周りの人が虜になるには十分すぎる要素を、あなたは最初から持ち合わせていました

伊藤純奈＿

初めての世界で戸惑いも多かったはずなのに、いつも明るく、元気だったA

伊藤万理華＿

素直に言われたことを吸収し、自分のものとして取り入れ、どんどん成長していくA

井上小百合＿

そんなAは、ハードなレッスンに戸惑うみんなを照らす太陽のような存在でした

衛藤美彩＿

でも、私たちは、そういう風に振る舞うAが随分と無理をしていたことを知っています

川後陽菜＿

学校とレッスンの両立に、親元を離れての生活は、想像以上に大変だったよね

北野日奈子＿

夜の寮で1人になった時、人目に付かない所で密かに泣いていたことも知っています

齋藤飛鳥＿

それでもみんなの前では笑顔でいるから、私たちは強い子だなぁと感心して見ていました

斎藤ちはる＿

泣き虫ウサギなんて言われているけれど、本当は誰よりも芯が強くてブレない子

斉藤優里＿

実際、最年少のAが頑張ってるんだからと、みんなが鼓舞されていたのは事実です

相楽伊織＿

この曲のリリース期間、誰よりも笑って、誰よりも泣いて、誰よりも努力していた子

桜井玲香＿

その姿に、思わず10年後に見えるであろう、あなたの姿を重ねてしまっていました

佐々木琴子＿

乃木坂46というグループを、先頭で引っ張っているあなたの姿が見えました

白石麻衣＿

その未来、現実になっていました

いや、想像以上でした

乃木坂46からの卒業を目前に控えた今、何を思っていますか？

この曲をリリースした時のことを、覚えているでしょうか？

私たちは、ちゃんと覚えているよ

楽しそうに踊る、Aの笑顔

乃木坂46の白石Aです、と

凛とした声で名乗ったあのステージのことを