特別な人 ページ28
A「ありがとうございます。
第2部は、1期生のメンバーとの思い出を振り返らせてもらいました。
それぞれのメンバーを象徴する曲。
それを、現役のメンバーと披露させてもらいました。
そして次は、少し1期生からはズレてしまうんですけど…
私の大切な子の歌を、2曲披露したいと思います。
ここにはいないあの子の元へ、思いが届きますように。
聴いてください、なみだいろ」
:
『なみだいろ』
(白石Aソロ)
【大園桃子×白石A】
桃子と私には、どんなイメージを持ちますか？
きっと多くの人が、私が姉で桃子が妹というイメージを持つでしょう。
白桃姉妹、なんて呼んで頂いてて。
泣き虫な桃子のことを、私は常に気にかけていました。
可愛がって来たし、桃子も懐いてくれてました。
しかし、実際はちょっと違うんです。
私が、桃子に支えられていたんです。
乃木坂に入った当初の桃子は、何者にも染まってなくて真っ白で。
未完成で不完全な姿が、とても美しくて。
この子が成長したら、どんな表情をするんだろうってワクワクしました。
それから、桃子の成長を見るのが私の楽しみでした。
辛い時、私を救ってくれた桃子。
助けていた妹が、いつの間にか強くなって助ける側になっていました。
桃子はすごいよ、成長の振れ幅が広い。
これからも、ずっと自慢の後輩です。
:
『友情ピアス』
(白石Aソロ)
【大園桃子と遠藤さくら】
圧倒的なセンター適正も、2人の共通点。
瞬きしたら消えてしまいそうな儚さを持ってる。
でも、前に立ったら強い心を持っていて。
自信なさそうに潤んでいる瞳が、ステージに立つとキラッと輝いて。
言葉は多くないのに、胸の奥には熱いものを持っている。
独特の世界観と、独自の表現力。
唯一無二の存在は、やはり真ん中で最大限の力を発揮する。
吸い込まれるようにして、ここに来た人。
そして、なるべくして真ん中に立った人。
真っ白で美しいとは、彼女達のことを言うのだと思う。
:
『太陽の香り』
(白石Aソロ)
(概要)
最後は、私のソロ曲を歌わせてもらいます。
太陽の香りという題名を聴いた時、とても嬉しく思いました。
私の曲だ、という気持ちが強かったです。
歌が特別上手いというわけではなかったけれど、歌唱力が求められる曲調で。
ボイトレに通い、自分と向き合う時間が増えました。
そうしたら、自分のことがより分かるようになりました。
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作者名：しろりんご。
| 作成日時：2021年10月20日 0時
