泣いて笑って、それでも私は坂を上る⊿ 57 (ページ18)

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『命は美しい』

(42nd選抜メンバー / C:白石A)

(概要)

玲奈さんの代打として、歌番組に多く呼んで頂きました。

フロントに立って見た景色は、素敵な世界でした。

それでも、そこは本当の私の場所じゃない。

そんな気持ちがずっと心の中にあって、悔しさを感じることもありました。

だから決めたんです。

絶対に、自分の場所としてここに立つと。

それから1年後。

私は、憧れの場所に立っていました。

:

ハッキリと覚えていない、この時の選抜発表。

ただただ、涙に溺れていた。

楽屋に戻った私に、1番に近寄って来てくれた人。

誰も知らないと思う。

意外な人物かもしれないけれど、実は真夏だった。

身も心も傷だらけで、誰も近寄ってこようとしませんでした。

それが当たり前の反応だったと、自分でも思います。

私が逆の立場でも、きっとそうしていたことでしょう。

それでも、真夏は真っ先に来てくれた。

＿私、何でも聞くからね

以前、みんなと馴染めなかった真夏に私がかけた言葉。

自分にかけられてハッとした。

こんなにも、温かくて嬉しい言葉だったんだ…

それから真夏には、ことある事に相談してます。

この期間が終わっても、ずっと変わっていません。

真夏が副キャプテンだったから、私はキャプテンを務めることができたんだよ。

:

『太陽ノック』

(42nd選抜メンバー / C:白石A)

(概要)

選抜の3列目。

この位置を、皆さんはどう思うでしょうか？

おめでとうと、喜ばしく思うでしょうか。

次はもっと前に行こうと、鼓舞するでしょうか。

少なくともこの時の私には、おめでとうという言葉をかけてあげたいです。

その他に何もいらないくらい、嬉しい場所でした。

夢見ていた場所に戻って来れた。

二度と離さないようにと、ここからまたギアが上がりました。

:

『ジコチューで行こう！』

(42nd選抜メンバー / C:白石A)

(概要)

高校3年生、最後の夏。

お仕事に学校にって、日々ギリギリの状態で両立していました。

それは、私だけではなく…

同世代のメンバーは、みんな同じように大変な思いをしていて。

もう無理！と爆発しそうになった時、この曲を聴きました。

今までの乃木坂とはちょっと違う、強気な女性。

自分の意志をしっかり持って、前に踏み出せる人。

そんな女性像に感化され、私も強くあろうと決めました。

駆け抜けた夏、今振り返っても充実していたなと思います。