Overture ページ4
(3期生オーディション映像)
(オーディション合格発表映像)
2016年 9月4日
乃木坂46に、4年ぶりとなる新メンバーが誕生した
彼女達の名は、3期生
全国から5万通近くもの応募があり
選ばれたのは12人の少女たち
過去最大の倍率をくぐり抜けた12人には
多大なる期待が寄せられていた
(プリンシパル稽古映像)
(乃木坂工事中初登場VTR)
(3期生単独ライブ映像)
乃木坂46は当時、過渡期にあった
1期生のメンバーが相次いで卒業し
グループの変遷が行われ始めていた
そんな中での、新メンバー加入
3期生に立ちはだかったのは
想像を絶する高さの壁と、急斜面の坂道
慣れない環境、初めての活動
戸惑い、悩み、苦しみながらも
彼女達には、進むしか方法がなかった
(大園桃子オーディション合格発表直後の映像)
(バラエティ番組収録風景の大園桃子)
12人はそれぞれ、個性が強い
その中でも、断トツに個が強い人
それが、3期生のセンター
鹿児島県出身の大園桃子だった
彼女は、最初からずっと泣いていた
乃木坂46に入ってしまった
彼女をまず襲ったのは、罪悪感
どうすればいいのか分からず
ただただ、泣くばかりだった
それでも、その涙に惹かれる人が多かった
誰よりも未完成だったから
その美しさに目を奪われ、見る者を夢中にした
だから彼女は、最初から真ん中だった
(逃げ水MV)
(2017年全国ツアー映像)
(7th year birthdayLive 三番目の風)
(2019年 全国ツアー 復帰時 三番目の風映像)
(46時間テレビ 変わらないもの歌唱)
泣き虫だった、田舎の少女は
この5年という月日の中で
周りの人に助けられ、支えられ
自分の力で立つことができた
やがて歩き、走り、答えを見つけ、
そして今日、2021年9月4日
新たな旅立ちを迎える
これは、彼女が乃木坂46になるために駆け抜けた
5年間の戦いの物語
(乃木坂46の船型フロートが登場)
(風が吹き始める場内)
(スクリーンにも風に煽られる同じ船が投影)
(メンバーのシルエットが映る)
(帆先にいる大園桃子のシルエットが映る)
どこかで、微かに感じた風
その風は確実に勢いを増し
5歳のお誕生日を迎える今日
最大風速となって、この場所に吹き付ける
5年前、初めて立った場所
自分達の曲なんて、まだなかった
何も持っていなかった12人
もう一度また、この場所で
そう、光を作るんだ
いけ、12人の三番目の風＿＿＿
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作者名：しろりんご。
| 作成日時：2021年9月21日 16時
