・ ページ13
さて、大きな期待をしたまま、当日となりました。
朝のリハでは、特に何も言わなかった。
でも、4期生は確実に変わってる。
リハの後、ギリギリまでみんなで話し合いをしていた。
改善点を見つけ、更に良くなるように詰めていた。
その姿を見て、とても安心した。
乃木坂はまだまだいける、大丈夫と。
A「さくら〜」
遠藤「Aさん、お疲れ様です」
A「あのさ、最後のMCあるでしょ？
あれね、考えなくていいから」
遠藤「えっ」
A「考えるより感じろ。
あそこは、その方がいい気がする。
そっちの方が、みんなの心に残る」
遠藤「…分かりました」
A「さくらなら伝えられるし、さくらにしか伝えられない」
遠藤「はい」
そして、このライブのキーパーソンにエールを送る。
彼女の伸び代は、4期生の伸び代。
そう言っても過言ではないくらい、4期生の中での彼女の存在感は凄まじい。
今後の乃木坂には、彼女の力は欠かせない。
4期生の底上げにも重要だった。
だから、さくらには敢えて厳しめに接していた。
とっくに合格点は出せていたけど、更に上を求めていた。
彼女ならやってくれるって信じてたから。
そして私は、16人をステージへと見送った。
:
初の4期生単独ライブは、成功だったと思う。
もちろん、まだ改善点はある。
でも、今の彼女達の満点は出せたんじゃないかって思う。
終わった後はもちろん、あの子の元へ向かいます。
厳しくした分、頑張ったら愛を与える。
これが、私流の飴と鞭。
A「さ〜くちゃんっ」
遠藤「Aさん、お疲れ様です！」
A「どうだった〜？」
遠藤「う〜ん…楽しかったですけど、まだ100点ではないかなって思ってます。
ユニットも、まだもう少しできたって思うところがあるし…
全体曲も、もっと合わせられたなって。
ただ、今できる最大限の力は出せました」
A「…やっぱり、さくらはすごい」
遠藤「そんなことないです…」
A「うん、みんなそう言うよ笑
これはね、さくらも先輩になったら分かるよ。
だから、今は分からなくていい。
個人的には、すごく熱くて良いライブだったと思うよ。
あと、感じたままのMCもすごい良かった」
遠藤「良かったぁ…」
4期生のエースは、更に大きくなろうとしている。
その背中は、キラキラ輝いていた。
このライブで確信した。
4期生が、今後の乃木坂の大事なピースになっていくことを。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 546人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「乃木坂46」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちゃん - カウントダウンの時4期生はCDTV出てたのではないですか？ (2021年6月26日 23時) (
レス) id: 25ed3add40 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年6月19日 12時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しろりんご。
| 作成日時：2021年6月19日 3時
