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山下side
有吉ゼミさんの収録から、ちょっと体調を崩していたA。
あれだけ辛いもの食べたんだから無理はないんだけど、今日の収録には参加出来るらしい。
でも、本番前の様子が気がかりで…
なんか、ただの体調不良とはちょっと違う感じ。
こんなこと、前にもあったような…
放っておいたら、なんだか危うげな雰囲気があった。
それでも、彼女のペースを止めることは出来ず、収録は始まった。
最初のうちは、気をつけて見ていたんだけど…
特に何も起こらないし、至っていつも通り。
だから、収録も終わりの方になる頃には、完全に油断していた。
隣の席から、荒い息遣いが聞こえるまでは…
A「…っ」
山下「…A？」
A「みづき…ｯｸ」
山下「だ、大丈夫？」
A「も…終わるから…っ」
山下「そうだけど…
え、汗びっしょりじゃん…！」
A「ちょっと…気分悪いかも…っ」
山下「ちょっとじゃないでしょ…！
どうしよう…捌ける？」
A「だいじょぶ…
ただ、終わったら立てないかもしれないから…」
山下「いや、それは平気だけども…
え、終わるまで本当に持つ？」
A「ん…ｯｸ」
山下「えぇ…」
最後、締めの挨拶をどうするかという時。
隣から聞こえる息遣いが、尋常ではないことに気づいた。
慌てて横を向くと、真っ青な顔をして下を向いてる子がいた。
気が動転して声をかけるけど、大丈夫の一点張り。
本当にあと少しだから、持ってくれ…
:
「以上になりま〜す！お疲れ様でした〜！」
A「…っ！」
山下「A！！」
A「ごめっ…もうむりっ」
山下「ちょっと…！A！」
「山下、どうした？」
山下「Aが…！」
「A、聞こえる〜？
…脈はあるけど、意識は飛んでるね」
山下「終わるほんと直前に、気持ち悪いって言ってて…」
「体調が悪化したかな？」
山下「…もしかしたら、気持ちの問題かもしれないです」
「…そっか」
山下「なんか、思い詰めてそうだったから…」
「そっかぁ…まぁ無理もないか」
山下「えっ…？」
「最近すごいのよ、Aに対しても乃木坂に対しても。
Aはインスタ開設してるから、余計に目に入りやすいんだけどさ…」
山下「そうだったんだ…」
Aを横抱きにしながら、楽屋へと運ぶマネージャーさん。
そこでの道中で、私は初めて聞いた。
Aが1人で戦っていることと、その内容を。
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陽香(プロフ) - かとーしさん» 6-7本です (2021年6月17日 21時) (
レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
かとーし - いつも楽しく見させて頂いてます！！ だいたい毎日何本くらい投稿してる感じですか？ (2021年6月17日 21時) (レス) id: 2c25247d8f (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん太郎 - ツアーの話って書く予定ですか？ (2021年6月17日 0時) (レス) id: 712e913274 (このIDを非表示/違反報告)
？？ - ふとこのシリーズは合計何文字だろうと思って泣いて笑って、それでも私は坂を上る�� 1の合計文字数×50で大まかに計算してみた結果、234万2200文字になりました。まだ終わってないですが、お疲れ様です (2021年6月14日 18時) (レス) id: a2c2f55c9b (このIDを非表示/違反報告)
美彩 - ページ11の飛鳥ちゃんのセリフのところで「拉致があかない」ではなく、埒があかないではないでしょか？いつも更新ありがとうございます (2021年6月13日 10時) (レス) id: a845a2a347 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろりんご。
| 作成日時：2021年6月11日 11時
