・ ページ28
中止になった2期生ライブ。
スタッフさんのご好意で、SHOWROOM配信をやらせてもらえることになった。
配信だったら間に合うということで、私も事務所で見ることに。
2期生は、1番近い後輩。
ただ、どの期とも遍歴が異なっている。
最初で最後の研究生制度。
かと思えば、同期の1人は選抜センターでデビュー。
1人1人が、違う時期に昇格した。
必然的に離ればなれになり、心の距離も広がっていった。
私は、選抜とアンダーを両方経験してる。
だから、何となく2期生の気持ちも分かった。
後から入ってきた3期生は、勢いが物凄かった。
世代交代の真っ盛り。
やはり初めから、先輩との距離やお仕事の内容も違っていた。
その度に、2期生は不遇だと言われていた。
本人たちは、自分達を不遇だとは思っていないのに。
1期生や3期生と比べられ、不遇をネタにまでされ始めた。
そんな中で巡ってきた、2期生だけの単独ライブ。
話を聞いた時は、私もとても嬉しかった。
やっと、不遇じゃないって声高に言えるねって思ってた矢先の中止…
純奈との電話でも、悔しさやもどかしさは伝わってきた。
でも、ここで落ち込んでても始まらないから。
せっかく配信させてもらえることになったから、全力で頑張る。
そう切り替えた2期生の姿、見ないはずがなかった。
:
A「みんなお疲れ様〜！」
新内「Aだ〜！」
A「見てたよ〜」
純奈「どうだった〜？」
A「最後の曲、めっちゃいい曲だったね」
新内「でしょ？」
A「泣いちゃったんだけど〜」
配信の最後にサプライズがあった。
2期生ライブのために作られた楽曲、ゆっくりと咲く花。
その内容がものすごく良くて、胸がいっぱいになった。
A「2期生は、不遇なんかじゃない。
今日の配信見て、改めてそう思った」
新内「ありがとう」
A「いつか絶対、2期生ライブやるべき。
ずっと、みんなで言い続けた方がいいよ。
私も言い続けるから、約束する」
純奈「頑張るね…！」
新内「Aも、いつも2期生のこと思ってくれてありがとね」
A「当たり前でしょ、最初に出来た大切な後輩なんだから」
純奈「A大好きっ」
A「私、純奈のサヨナラの意味見るまで卒業出来ないから笑」
純奈「いつか必ずね？」
いつか必ず、2期生ライブが開催できるその日まで。
私もみんなと共に、声に出して言い続けるよ。
今日は素敵な時間をありがとう。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 505人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「乃木坂46」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
からあげ - 陽香さん» シーズン24でリクエストしたswitch系の話はいつも通り書いてください！ちょっと主語が足りなかったですね！陽香さんはいつも通りリクエストしたものを書いてくれれば大丈夫です！ (2021年4月17日 7時) (
レス) id: dc8c67f764 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - からあげさん» といいますと…私はどうしたらいいですか？ (2021年4月17日 0時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
からあげ - 同じリクエストしてましたが、それもなしではないです (2021年4月17日 0時) (レス) id: dc8c67f764 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - なるほど…以前も同じリクエストをされてましたが、それもなしということですかね？卒業後は、たくさんとは言い難いですが、ちょくちょくは出すと思います (2021年4月17日 0時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
からあげ - 後この前さゆりんが乃木坂からの卒業発表しましたね！ちなみに陽香さんは誰推しですか？ (2021年4月17日 0時) (レス) id: dc8c67f764 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しろりんご。
| 作成日時：2021年4月9日 21時
