これからを担うみんなへ ページ5
山下side
＿＿美月はもう、立派な乃木坂のエースです
次世代なんかじゃないよ
安心して、乃木坂を任せられます
これからも、真っ直ぐに自分の道を駆け抜けてね
彼女からの手紙には、こう書いてあった。
1人、黙々とペンを走らせる姿を想像する。
思わしくない体の状態のはずなのに、どこか生き生きしていて。
それは、彼女が心から乃木坂を愛しているからで。
張り詰めていた心が、みるみる解放された。
梅澤「山…読んだ？」
山下「うん、読んだ」
梅澤「…頑張らなきゃって思った」
山下「私も思った」
梅澤「私たちが目指さないといけない背中は、すごく遠いんだって。
今回のライブで、身に染みて感じた。
代々木第一体育館という場所は、すごく広かった。
でも、先輩方が連れて行って下さった舞台はもっと広いわけで。
そこに自分達の力で立つまでは、私たちは決して追いついたとは言えない。
乃木坂を引っ張っる存在には、なれないと思う」
思わず溢れた涙を拭ったら、目を赤くした梅が隣に来た。
彼女が今言ったことは、私が思っていたことと同じ。
信頼出来る同期が、同じ考えを持っている。
これは、大きな安心と確かな自信を与えてくれた。
山下「今日、また1つ目標が出来た」
梅澤「うん」
山下「私たちの力で、もう一度東京ドームに立つ」
梅澤「うん…！」
山下「その時、Aもいてくれたらいいな。
キャプテン白石Aとして」
梅澤「Aちゃんは、絶対にいてくれるよ。
多分ね、誰よりも泣いて、誰よりも喜ぶと思う」
3期生ライブを終えるまでは、不安しかなかった。
先輩方がいない、自分達が1番先輩なステージ。
各々忙しく、合わないスケジュール。
正式なキャプテンのいないライブ。
自分達の力で、4期生を引っ張れるのか。
私たちは、乃木坂に必要とされているのか。
無事に2日間終えることが出来るのか。
でも、そんな心配は杞憂だった。
満席の会場と、溢れんばかりの声援。
今の自分たちの全てをステージにぶつけることが出来た。
そして今、未来に足が向いている。
もっともっと、高く跳びたいと願っている。
そんな自分が、確かにここにいる。
梅澤「また明日から、頑張ろうね」
山下「うん、頑張ろ」
＿＿この私たちの会話を、影で聞いている人がいた。
そしてそれは、彼女達の憧れの人へ伝わることとなる。
彼女がまた、ここで頑張る活力を取り戻すために。
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陽香(プロフ) - miさん» もう20歳かと言ってるのは、2020年を迎えて、その歳に夢主ちゃんが20歳になるからです。 (2021年3月24日 12時) (
レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - miさん» 白石さんは、19歳の誕生日の翌日に、乃木坂のオーディションに合格しています。なので、芸能界入りの際には19歳になってます。ちょうど、お話の中の夢主ちゃんと同じ歳の時です。 (2021年3月24日 12時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
mi - 麻衣ちゃんがオーディションを受けたのは18歳ですよ (2021年3月24日 12時) (レス) id: ff337c416a (このIDを非表示/違反報告)
からあげ - 菅谷じゃなくて菅井です (2021年3月22日 7時) (レス) id: dc8c67f764 (このIDを非表示/違反報告)
あああ - いつも更新楽しみに見てます、歌詞についてですがklap→clapです。 (2021年3月21日 12時) (レス) id: 0a0430031a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろりんご。
| 作成日時：2021年3月16日 11時
