隣で感じていた鼓動 ページ31
「それじゃあ、いつものように円陣を組みましょう。
今回はAちゃんに、僕の気持ちを届けます。
そして、麻衣ちゃんが僕に気持ちを届けて下さい」
今年の円陣は、これまでと違った。
今年は、私がSeishiroさんの気持ちを受け取る。
そしてそれを、隣にいる戦友へと零さずに繋ぐ。
みんなの想いは、巡り巡って親愛なる姉の元へ。
そして今、その手に魂が宿った。
「「乃木坂〜〜〜46！！！！」」
例年のように、みんなの気持ちが1つになった。
緊張感と高揚感が合わさった、不思議な気持ち。
1年に1度だけ実感する、特別な感情。
この仲間とだから、感じることが出来るんだと改めて思う。
「Aちゃん、ちょっといい…？」
A「はい…？」
「今年は、本当に色んなことがあったよね。
正直、今日この日を迎えられるか不安になる日もあった。
でも、Aちゃんはちゃんと乗り越えた。
心の底から、乃木坂が大好きなんだなって思ったよ。
きっと今も、心の中には迷いや葛藤があると思う。
でも大丈夫、絶対に出来るから。
多くを考えなくていいから、楽しんで来てね。
乃木坂が大好きな気持ちだけを、届けてくればいい。
これが、僕からの最後のレッスンだから」
舞台裏で囁かれた言葉。
心に直接問いかけてくるような、そんな温かさを帯びている。
そして、今の言葉で何かが変わった。
スっと背負っていたものが降り、純粋に楽しみな気持ちが湧いてきた。
麻衣「A、楽しもうねっ」
A「うんっ」
本当に、幕が上がる直前。
大好きな人の声がした。
2回、叩かれた背中。
あぁ、このパワーこそがお姉ちゃんだ。
そう確信するくらい、力強かった。
そして、幕が開いた。
:
＿この想い届け Klap your hands
＿風に乗って飛んで行け愛の歌
私達の想い、届きますように。
みんなの夢、叶いますように。
＿人はみな弱いんだ
＿お互いに支え合って前向いて行こう
弱くても、ひとりぼっちじゃないから。
周りには、支えてくれる人がたくさんいるから。
＿仲間の声が聞こえるか？
もし道に迷ったら、自分自身に問いかけてみよう。
仲間の声は、届いていますか？って。
今の私には、はっきりと届いています。
大好きな、仲間の声が。
私の周りには、たくさんの仲間がいます。
この瞬間が、最高に幸せです。
私は、乃木坂46が大好きです。
これからもずっと、大好きです。
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陽香(プロフ) - miさん» もう20歳かと言ってるのは、2020年を迎えて、その歳に夢主ちゃんが20歳になるからです。 (2021年3月24日 12時) (
レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - miさん» 白石さんは、19歳の誕生日の翌日に、乃木坂のオーディションに合格しています。なので、芸能界入りの際には19歳になってます。ちょうど、お話の中の夢主ちゃんと同じ歳の時です。 (2021年3月24日 12時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
mi - 麻衣ちゃんがオーディションを受けたのは18歳ですよ (2021年3月24日 12時) (レス) id: ff337c416a (このIDを非表示/違反報告)
からあげ - 菅谷じゃなくて菅井です (2021年3月22日 7時) (レス) id: dc8c67f764 (このIDを非表示/違反報告)
あああ - いつも更新楽しみに見てます、歌詞についてですがklap→clapです。 (2021年3月21日 12時) (レス) id: 0a0430031a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろりんご。
| 作成日時：2021年3月16日 11時
