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正直、堪えた＿＿＿
このタイミングでの、麻衣ちゃんの卒業発表。
覚悟はしていたけど、やっぱりそれは重たくて。
でも、麻衣ちゃんが話してくれたのは、今だと思ったからで。
そこには、私への信頼があるって分かってた。
それに、麻衣ちゃんに言った言葉に嘘はない。
あれは、本当に本心から出た言葉。
麻衣ちゃんには、自分のしあわせを掴んでほしい。
自由な生活を送ってほしい。
ここまで、乃木坂の先頭で戦い続けてくれたんだから。
そろそろ、その羽を休めて欲しかった。
でもそれは、乃木坂にとって大きな転機となる話で。
急速に、変化への適応を求められる話でもあった。
自分1人で心に留められるほど、私は強くないから。
気づけば、マネージャーさんに電話をかけていた。
A「もしもし…Aです」
「あ、A？どしたん？」
A「…聞きました」
「そっか、今日言ったんや…」
A「分かってるんです、いつかは来るものだって」
「うん…」
A「でもっ…やっぱり悲しくて…」
「それは仕方ないで？
みんな、最初に聞いた時は絶対同じ反応するで」
A「まだ寂しさしかないんだけどね…
でも、一つ目標が出来た」
麻衣ちゃんの話を聞く中で、湧き上がった感情。
寂しさ、悲しみ、焦燥…
でも、マイナスな感情だけではなかった。
むしろ、こっちの方が色濃く思ったかもしれない。
ある一つの目標が、密かに心に浮かび上がった。
A「＿＿絶対に、今年のレコ大で大賞取りたい」
それは、レコード大賞での大賞受賞。
去年まで、2年連続で大賞を頂いた。
ノミネートされた2作品で、センターを務めたのは麻衣ちゃん。
それこそ、乃木坂の顔と呼ばれる人の使命を成し遂げた。
そして、今年ノミネートされたのはSing out。
私が初めて、単独センターを務めた曲。
取りたい理由も動機も、十分だった。
私の心に、メラメラと静かな火が着いたのが分かった。
「…Aから、その言葉が聞けて良かった」
A「え…？」
「Aの想いは、絶対に届くで。
今の乃木坂なら大丈夫ってとこ、見せたろな。
これからの乃木坂の未来も、明るいって証明したろ」
A「うん…っ！」
この夜、また一つ大きな目標が出来た。
そしてそれを、言葉にして伝えた。
ここまでして叶えたい目標は、久しぶりだった。
大好きなお姉ちゃんのため、最後に最高のプレゼントをあげたい。
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陽香(プロフ) - miさん» もう20歳かと言ってるのは、2020年を迎えて、その歳に夢主ちゃんが20歳になるからです。 (2021年3月24日 12時) (
レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - miさん» 白石さんは、19歳の誕生日の翌日に、乃木坂のオーディションに合格しています。なので、芸能界入りの際には19歳になってます。ちょうど、お話の中の夢主ちゃんと同じ歳の時です。 (2021年3月24日 12時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
mi - 麻衣ちゃんがオーディションを受けたのは18歳ですよ (2021年3月24日 12時) (レス) id: ff337c416a (このIDを非表示/違反報告)
からあげ - 菅谷じゃなくて菅井です (2021年3月22日 7時) (レス) id: dc8c67f764 (このIDを非表示/違反報告)
あああ - いつも更新楽しみに見てます、歌詞についてですがklap→clapです。 (2021年3月21日 12時) (レス) id: 0a0430031a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろりんご。
| 作成日時：2021年3月16日 11時
