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飛鳥side
A「あすちゃぁん…」
飛鳥「分かったから、もう寝ろ」
A「まだドライヤーしてないよぉ…」
飛鳥「しょーがない、やってあげるから」
A「ありがとぉ…」
飛鳥「ほら、こっちおいで」
彼女が部屋に戻ってきたのは、日付が回ってから1時間と半分が経った頃だった。
まっすぐシャワーを浴びるなり、そのままベッドへダイブ。
かなりお疲れのようで、もう今にも寝そう。
明日は、朝6時には会場入りするらしい。
今日の分の遅れを、一気に取り戻さなきゃなんだって。
単純計算で3時間程しか寝れないけど、平気なのかな…
あまりに疲れてたから、ドライヤーを代わりにやってあげることに。
飛鳥「…大丈夫？」
A「うん、起きてるぅ」
飛鳥「そうじゃなくて、明日。
寝不足でライブやって大丈夫かってこと」
A「大丈夫だよ〜」
飛鳥「ほんとかなぁ…」
A「とりあえず、バスラ終われば1日オフだから」
飛鳥「まぁ、無理は禁物だよ」
A「あすちゃん、今日は優しいねぇ」
飛鳥「うるせぇ笑」
それからしばらく、沈黙が流れる。
Aはというと、気持ちよさそうに船を漕いでいる。
部屋には、ドライヤーの音だけが響いていた。
A「ねぇ…」
飛鳥「あ、起きてたの」
A「起きてるってば〜」
飛鳥「はいはい、なに？」
A「さっきね、4期生が廊下で練習してたの」
飛鳥「あ、田村ちゃん達？」
A「そうそう」
飛鳥「私がホテル戻ってきた時もやってたわ」
A「それ見て、なんだかすごく嬉しくなった。
まいまいの曲、大切に思ってくれてるんだなって」
飛鳥「そうだね」
A「でも同時にね、寂しくもなった…」
彼女の気持ち、私には分かるよ。
時代は流れ、変わっていく。
そう分かってはいても、そのスピードに追いつけない。
ふと感じる昔の輝きと、失ってしまったものの大きさ。
それらに押し潰されそうになる。
A「あすちゃん？」
飛鳥「なに？」
A「あすちゃんも同じ気持ちになること、ある？」
飛鳥「うん、あるよ。
私だって、強がってるけどAと一緒」
A「そっか…良かったぁ」
安心したように笑うと、そのまま瞼が落ちる。
それから、彼女が起きることはなかった。
穏やかに眠る彼女の髪を梳かしながら、ふと思う。
彼女が見てる未来は、どんなものだろうと。
きっと、私と同じだろうと信じながら。
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陽香(プロフ) - ゆづさん» リクエストありがとうございます。自粛期間中に書かせてもらいます！ (2021年1月31日 20時) (
レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - smile さん» リクエストありがとうございます。大丈夫ですよ！自粛期間中の絡みとして、入れさせていただきます。 (2021年1月31日 20時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆづ - 自粛期間中、まいやんと過去のライブや番組を見返す話がみたいです。 (2021年1月31日 10時) (レス) id: 39863e63c2 (このIDを非表示/違反報告)
smile - まいちゅんと梅との絡み見たいです。こんな、シンプルなリクエストでも大丈夫ですか？ (2021年1月30日 23時) (レス) id: 4f17618e1d (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - りんごさん» リクエストありがとうございます。書かせてもらいます！ (2021年1月30日 22時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろりんご。
| 作成日時：2021年1月19日 18時
