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松村side
生駒ちゃんの卒業コンサートのレッスン中。
休憩に入った瞬間、主人公の周りには人だかりができる。
みんな、最後の瞬間を大切にしようと集まっとる。
だんだん人数が減るにつれて、センセーショナルになるねんな。
けど、その輪を遠くから見つめる眼差しが1つ。
本来なら、引っ付くのが大好きな女の子。
今日は外側から、みんなの様子を眺めとるだけ。
その姿が少し気になって、声をかけた。
松村「珍しいな、行かへんの？」
A「今行ったら、泣いちゃいそうだから…」
松村「じゃあ、まちゅと飲み物買いに行こか」
A「うん…」
今の会話で、全てを察した。
だから、俯き加減の少女の手を引いて外へと出た。
A「…慣れなきゃなとは思ってるの」
松村「ん？」
A「絶対に、みんないつかは卒業する。
だから、別れに慣れなきゃいけないのは分かってる。
見送る側が、いつまでも悲しんでちゃいけないって。
でも、いざ本人を目の前にしたら、寂しい気持ちが抑えられなくなっちゃうの…」
松村「そんなん、抑える必要ないやんか。
我慢して、自分の気持ちを閉じ込める必要ある？」
A「卒業する人は、みんな言うんだよね。
最後は笑顔で送り出してほしいって。
だから、せめてその願いは叶えたいの。
でもさぁ…やっぱり寂しいんだぁ」
最後の言葉と同時に、彼女の右目から一筋の涙が伝う。
あまりにも綺麗で、その次の言葉が出なかった。
心から相手のことを思ってないと、絶対に流せない涙。
だからその分、見ていて苦しくもなる。
A「卒業してく人は、みんな必ずこう言ってく。
安心して乃木坂を任せられるから、よろしくねって。
すごく嬉しいし、有難いことだとは思うけど、まだ自信ないんだよね。
何をどう頑張ればいいのか…ちょっと迷子になる」
初めて聞いた。
確かに、時が流れるにつれ、Aの役割は大きくなっていっとる。
みんなに期待される中、頼れるメンバーがどんどん卒業してく。
変化のスピードに、心が追いつけてないのが目に見える。
松村「生駒ちゃんの前で泣きたくない気持ちは、よう分かる。
せやから、まちゅの前では泣き？
大丈夫、まちゅは全部受け止めんで」
私には、こう言うしかなかった。
華奢な肩を、自分の胸に抱き寄せて。
最前線で走ることを余儀なくされている、17歳の女の子。
彼女がありのままで居られる場所を、これからも提供するで。
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美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2020年11月20日 14時) (
レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - 齋藤飛鳥推しさん» 了解しました。お時間頂きますが、書かせてもらいますね。 (2020年11月20日 1時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
齋藤飛鳥推し - 陽香さん» すいません、文章がたりなくて… パニックになるのは、主人公のほうでお願いします。飛鳥ちゃんやまいやんが落ち着かせてあげるお話がいいです よろしくお願いします (2020年11月19日 22時) (レス) id: d2bf3c4d60 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - なななさん» 嬉しいコメントありがとうございます。書く時に色々な動画や資料に目を通すのですが、読めば読むほどメンバーの良さに気づいてしまいます笑。これからもよろしくお願いします！ (2020年11月19日 21時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
ななな - リクエストお願いします！ 主人公ちゃんが学校で貧血で倒れてしまって、みんな仕事で迎えに行けない時に、橋本奈々未さんが迎えに来て、看病してくれる話が見たいです。久しぶりに会えて沢山甘えちゃう主人公ちゃんに照れちゃう奈々未さんをお願いします！ (2020年11月19日 21時) (レス) id: dadabe585b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろりんご。
| 作成日時：2020年11月7日 19時
