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「A、日奈子の家泊まるんでしょ？」
A「え、うん…よく分かったね」
「何でもお見通しだよ笑
明日の朝、寝坊しないようにね。
あと、目腫れないように注意だからね」
A「ありがとうございます笑」
「…日奈子のこと、よろしくね」
生放送が終わってすぐ、日奈子の家に送ってもらった。
1分1秒も惜しくて、転がるように日奈子の家のインターフォンを押す。
すぐに日奈子のお母さんが、部屋へ通してくれた。
A「日奈子…っ」
北野「A〜っ」
A「頑張ったねっ」
日奈子の姿を見るなり、ギューって抱きつく。
約束通り、その背中を優しく包む。
その瞬間、声を上げて日奈子は泣き出した。
日奈子の体調が良くないことは、知っていた。
そしてそれが、心の問題だってことにも気づいていた。
この世界にいたら、珍しくはない話。
特に日奈子は、元気で明るいキャラクターだから。
本当に辛い時に、辛いと言いにくくなる。
自分だけで抱え込んで、立ち直れなくなる。
今の日奈子は、まさにそんな状態。
北野「自分でもよく分かんないけど、もう辛いの…っ
人前に出るのも、みんなに会うのも怖い。
大好きな乃木坂が、どんどん辛い場所になってく。
そんな風に思う自分も嫌だっ」
A「うん…」
北野「頑張らなきゃって分かってるのに、体が動かないの。
元気でいなきゃ、笑わなきゃって頭では分かってるのにっ…
私は、乃木坂にいない方がいい…っ」
日奈子の痛烈な思いに、私は何も言えなかった。
やっと出た自分の声は、情けなく震えていた。
A「日奈子……私は、日奈子に乃木坂を辞めてほしくない。
もっともっと一緒に活動したいし、色んな経験をしたい。
そのことは忘れないでほしいし、それを前提として言うね。
日奈子は、ちょっとだけ休んだ方がいいかもしれない」
北野「おやすみ…？」
A「少し休養を取って、乃木坂から離れる時間が必要かもしれない」
北野「でも、そしたら…」
A「日奈子の場所は、ちゃんと空けとくから。
日奈子がまた、笑顔で活動出来るように。
乃木坂が大好きだなって、心から思えるように」
傷つけてしまうかもしれない、という不安はあった。
でも、それ以上に伝えたかった。
日奈子の笑顔は太陽だから、いなくなっちゃダメだよって。
今は少し休んで、またみんなを照らしてよって。
目が合った日奈子は、もう泣いてはいなかった。
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美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2020年11月20日 14時) (
レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
あみーご(プロフ) - 陽香さん» ぜひ見たいです！！ (2020年10月26日 17時) (レス) id: a6f639d2ca (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - はるむさん» リクエストありがとうございます。お時間頂きますが、書かせてもらいます！ (2020年10月26日 9時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - あみっぺさん» ジャニーズさんはあまり詳しくないのですが…歌番組で共演程度なら書けるかもしれません。 (2020年10月26日 9時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - どしーさん» リクエストありがとうございます。お時間頂きますが、書かせてもらいます！ (2020年10月26日 9時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろりんご。
| 作成日時：2020年10月14日 1時
