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西野side
A「やっぱりや〜だ〜泣」
西野「ちょっとやから、頑張ろ？」
麻衣「なんのために、七瀬が来てくれたと思ってるの」
A「そんなこと言っても、無理なものは無理〜」
西野「まぁ、まいやんも怒らんといてや。
怖い思いしとるのは、Aなわけやし。
でもA、今やらへんと後でやることになんで？
そしたら、ななもまいやんも一緒におれないで。
それでもええの？1人でできる？」
A「絶対無理ぃ」
西野「せやろ？なら、頑張ろ？」
A「ななぁ…っ」
大号泣のAを連れ、病院へとやって来た。
体温を計って、問診票を書き終わった所で、1歩も動かなくなったA。
今はソファにしがみついて、なな達のことをじっと見とる。
まいやんはイライラ気味やけど、こればっかりは仕方ないねんな。
西野「涙止まった？」
A「んっ…」
西野「今なら大丈夫そやな」
麻衣「よし、Aちゃん頑張ろ〜」
A「なな、手…」
西野「ギュっとしてような」
数分して泣き止んだAを、2人で抱えるようにして診察室へ。
気が変わらないうちにやってもらう作戦。
看護師さんとまいやんの2人体制で、Aのことを押さえつける。
ななは、望み通り手をしっかり握る。
華奢な肩に消毒液をかけられ、いよいよ針が姿を現した。
思わず顔を伏せたくなるけど、ななが不安な顔すれば、Aが怖がる。
せやから、少し我慢せな…
「ちょっとだけ、チクってするからね。
息を吐いて、なるべく体の力抜いてね〜」
A「いたいっ…いたいぃ…！」
麻衣「A、足バタバタしちゃダメ！」
西野「大丈夫やで、もうすぐ終わるから」
A「嫌…っ！怖い…！」
「はーい、もう終わったよ〜！
少し揉んだら、痛みも和らぐからね」
無事に、注射は終わった。
だいぶ痛かったみたいで、目からは生理的な涙が…
手も汗びっしょりやし、相当頑張ったんやなぁ…
本人は、あまりの痛さと針の太さに、少しパニックになってしもてるけど。
麻衣「A、よく頑張ったね！
お利口さんだったよ〜！偉い偉い！」
西野「ちゃーんと頑張れて、偉かったで？」
A「ごわがっだぁぁ泣」
麻衣「もう痛いことしないから大丈夫よ〜」
やる前より泣いてるAの背中を、優しく摩ってあげとるまいやん。
やっぱり、お姉ちゃんがいると安心するよな。
本当によく頑張ったから、後でアイス買ってあげよ。
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美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2020年11月20日 14時) (
レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - Ruruさん» ご指摘ありがとうございます。訂正しました！ (2020年10月13日 20時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - ポムさん» リクエストありがとうございます。お時間頂きますが、書かせてもらいます。 (2020年10月13日 20時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - みるきーさん» リクエストありがとうございます。お時間頂きますが、書かせてもらいます。 (2020年10月13日 20時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - Ruruさん» リクエストありがとうございます。お時間頂きますが書かせてもらいます。 (2020年10月13日 20時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろりんご。
| 作成日時：2020年10月1日 21時
