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今日のアンダーブロックは、伝説になった。
“生まれたままで”は、奈々ちゃんがずっと好きだって言ってくれてる曲。
一貫してラブコールをしてくれた曲を、今日は選抜メンバーも全員で歌った。
奈々ちゃんを真ん中にして、乃木坂が1つになった。
最後に歌いたい曲に、これを選んでくれたのも嬉しかった。
まさか、こんなに大勢で歌えるなんて思ってなかった。
こんなに素敵な景色が見れるなんて、想像してなかった。
一生大切にしまっておきたい、幻のような時間だった。
その後も、万理華と奈々ちゃんの誕生日を祝ったり、楽しいこともたくさんあった。
舞台裏で泣きそうになってると、誰かが必ず寄り添ってくれた。
自分の感情が、どうなってしまうか分からなくて怖い。
そう危惧していたけど、本編では何とか持ちこたえられた。
そして、ライブは本当に最後の時間になってしまう。
アンコール用の衣装に着替えた奈々ちゃんが、ステージへと登壇した。
:
「Aもここにいる？」
A「うん…」
私はというと、みんなの輪から少し離れた場所で、奈々ちゃんの勇姿を見届けていた。
泣かないって決めてたのに、もう堪えられなかった。
飛鳥「ん…」
A「ありがと…」
泣きじゃくる私に、優しい手が差し伸べられた。
差出人は、もちろん飛鳥。
彼女の目にもまた、キラリと光るものがあった。
きっと、ここで一緒に泣こうということだろう。
静かに涙を零す飛鳥と、嗚咽が漏れる私。
私たちがサヨナラに強くなる時間は、すぐそこに迫っていた。
「よし、2人とも時間だから…行っておいで」
スタッフさんに背中を押され、ステージへと帰る。
戻った先には、先程よりも輝きを増した景色が広がっていた。
麻衣ちゃんが、サプライズで手紙を読む。
大好きな白橋が、熱い抱擁を交わす。
しきりに麻衣ちゃんの背中を摩り、声をかける奈々ちゃん。
でも、麻衣ちゃんの体はそれに応えなかった。
ぶらりと下がった右腕が、今の彼女の心情を表すのに十分だった。
始まりとは、何かが終わること。
奈々ちゃんが主人公の物語には、そう書いてある。
LIVEが始まってしまった以上、いつかは終わる。
乃木坂に入ってしまった以上、いつかは別れが来る。
その1番綺麗な瞬間を、自分の最後の姿として残しておく。
橋本奈々未の潔さと綺麗さは、その覚悟にあるのだと知った。
その最高美を、いつまでも記憶として胸に刻んでおこう。
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美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2020年11月20日 14時) (
レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - リクエストありがとうございます。お時間頂きますが書かせてもらいます！ (2020年10月3日 0時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
はーー(プロフ) - 岩本蓮加ちゃんとの絡みが見たいです！！ (2020年10月1日 20時) (レス) id: 1ddc39e4b6 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - なななさん» リクエストありがとうございます。お時間頂きますが書かせてもらいます！ (2020年10月1日 14時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - 瑠花さん» まとめての返信で失礼します。リクエスト頂戴しました。お時間頂きますが、書かせてもらいます。 (2020年10月1日 14時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろりんご。
| 作成日時：2020年9月19日 14時
