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大園side
＿＿桃子、倒れたんだ
目を開けると、見慣れない天井があった。
だんだんと意識が覚醒してきて、状況を理解した。
乃木坂工事中の見学をした後の、先輩方への挨拶。
初めてお会いする、テレビの中の人。
あまりのオーラに、胸が苦しくなった。
涙が止まらなくて、どうしていいか分からなかった。
逃げ出したくてたまらなかった。
とにかく、ここから居なくなりたくて。
頭が真っ白になって、気づいたらここにいた。
「桃子、ある先輩が心配して来てくれたけど…大丈夫？」
大園「ある先輩…？」
「うん、体調悪いなら帰るけどって…」
大園「大丈夫です…」
遠くの方で聞こえた、マネージャーさんの声。
大丈夫ですって言っちゃったけど、誰だろう…
A「桃子ちゃん…大丈夫？」
大園「白石さん…」
A「急に気絶しちゃったから心配になって…」
大園「緊張しただけなので、もう大丈夫です…」
A「そりゃ、あんなに先輩いたら緊張するよねぇ…笑」
やって来たのは、まさかの白石さん。
乃木坂に詳しくなかったけど、色々調べてるうちに出てきた名前。
15枚目シングルで、初めてセンターを務めた方。
そんなすごい方が、桃子の傍にいるなんて申し訳ない…
A「思ったよりは元気そうで良かった」
大園「白石さんは、何で桃子の所に来てくれたんですか？」
A「え？心配だったからだよ？
急に倒れたりしたら、心配になるでしょ？」
大園「桃子にそんなこと出来るなんて、白石さんって優しいんですね」
A「優しくないよ、普通だよ笑
桃子ちゃんだって、町で人が倒れたら心配するでしょ？…それと同じ。
誰が倒れても同じことしてたよ」
当たり前でしょ、と言いたげな白石さんの口調。
桃子より年下なのに、ずっと大人だった。
こんなに綺麗なのに、見た目以上に心が綺麗なことに驚いた。
A「鹿児島から上京してきたんだよね。
きっと、慣れない環境で疲れもあると思う。
徐々に慣れていけばいいから、ね？」
大園「白石さん…」
A「私のことは、Aでいいよ。
私も、桃子って呼ぶからさ」
大園「A…さん？」
A「うん、最初はそれでいいよ」
あっという間に、桃子の壁を壊してしまった。
でも、不思議と嫌じゃなかった。
だから、ちょっとだけ頑張ってみようと思えた。
乃木坂の人は、桃子が思ってる以上に優しいのかもしれないから。
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美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2020年11月20日 14時) (
レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - 瑠奈さん» リクエストありがとうございます。お時間頂きますが、書かせて頂きます！ (2020年9月19日 9時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - ひなさん» リクエストありがとうございます！お時間頂きますが、書かせて頂きます！ (2020年9月19日 9時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - 瑠花さん» リクエストありがとうございます。お時間頂きますが、書かせて頂きます！ (2020年9月19日 9時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
陽香(プロフ) - kaさん» リクエストありがとうございます。お時間頂きますが、書かせて頂きます！ (2020年9月19日 9時) (レス) id: 29c64901f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろりんご。
| 作成日時：2020年9月7日 0時
